「対面」復活を急ぐカンファレンス業界 環境負荷対策が課題に
気候変動を研究する科学者や環境保護団体は、カーボンオフセットでは二酸化炭素排出を相殺することはできないと主張する。投資先のプロジェクトが有効でなかったり、十分に監視されているとは限らないほか、問題の根本、つまり温室効果ガスを生み出す活動に対処できる訳ではないからだ。
オックスフォード大学の気候学者ミラン・クローワー氏は、「カーボンオフセットとは、後ろめたい思いをすることなく今まで通りのやり方を続けられる、という発想だ」と言う。
カーボンオフセットの問い合わせは......
カンファレンス主催者がどこもカーボンオフセットを支持しているわけではない。
NOAHのロドジネクCEOは、イベントへのオンライン参加という選択肢を追加し、持続可能性に繋がる他の対策を実施する方が効果的だと話す。たとえば会場で提供されるメニューに肉と魚を使用せず、植物由来の食材を提供する、といった対策が考えられるという。
「NOAHの参加者1400人からは、カーボンオフセットは無いのかという問い合わせは1件もなかった」とロドジネクCEO。「あれはマーケティングのために利用されているだけだ」
Danielle Kaye(翻訳:エァクレーレン)
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