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EVマセラティなど擁するステランティス、アマゾンとスマートカー開発で提携へ
米アマゾン・ドット・コムと欧米自動車大手ステランティスは5日、スマートカーの開発などで提携すると発表した。2021年10月撮影(2022年 ロイター//Pascal Rossignol)
米アマゾン・ドット・コムと欧米自動車大手ステランティスは5日、スマートカーの開発などで提携すると発表した。アマゾンのソフトウエアをダッシュボードに搭載した車やトラックの開発で連携し、ステランティス製の電動バンをアマゾンの配送ネットワークで使用する計画。
アマゾンは運輸業界における足がかり強化を目指す。ステランティスにとっては、高度なインフォテインメントシステム搭載車の開発で米電気自動車(EV)大手テスラとの競争に弾みを付けたい考え。
提携の下、両社は2024年販売予定のステランティス車両のインフォテインメントシステム向けソフト開発で協力し、ナビゲーションや車両メンテナンス、決済サービスなどの音声制御システムにはアマゾンの音声アシスタント「Alexa(アレクサ)」の技術が使用される。アマゾンはステランティスの車両に必要となるサービスを提供する優先的なクラウドプロバイダーとなるほか、ステランティスが23年に投入する新型の電動バンの初の顧客となる。
提携の発表を受け、ミラノ株式市場でステランティスの株価は3%超上昇。アマゾンは米株式市場序盤の取引で約1%下落した。
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