最新記事

BOOKS

『思い通りに人を動かす』ヤバい話し方は、普通の話し方とどう違う?【各出版社イチオシの本6冊】

2021年9月8日(水)19時59分
flier編集部

『Dark Horse 「好きなことだけで生きる人」が成功する時代』

著者:トッド・ローズ オギ・オーガス 大浦千鶴子(訳) 伊藤羊一(解説)
出版社:三笠書房
(※画像をクリックするとアマゾンに飛びます)

「ダークホース」というと、一般的には「穴馬」とか「いきなり現れて大勝した人」というイメージでしょうか。どちらにしても、本書のタイトルを見て「ダークホースの本なんて自分には関係ない」と思われた方、いらっしゃいませんか? 実は、私がそうでした。

「ダークホース」のような"いわば特殊な人"の事例を挙げても真似できるわけではないし、本として成立するのかな......、と不安に思ったものです。

ところが! 原稿を読み進めるうちに、「すごい本だ!」と興奮を覚えました。小さな事例が一つひとつ積み重なっていき、最終的には大きな"成功地図"が浮き上がってくる――。そんな素晴らしい作品です。

解説をお願いした伊藤羊一先生も、ゲラを読んですぐに、「すごい本に出会ってしまった。正直、震えた!」とTwitterで呟いてくださいました(そのまま本の帯に使用させていただきました)。

本書で紹介する成功法則は、ハーバード教育大学院の研究者の著者が何百人もの「ダークホース(型破りな成功をした人)」にインタビューを行い、「ダークホースの思考法」を科学的な研究をもとに世界ではじめてマニュアル化したものです。つまり、科学的な根拠に基づき、しかも再現性があるのです!

彼らに共通する4つのルールについては本書をお読みいただきたいのですが、変化の時を迎え、正解のない時代に生きる私たちに今、必要な「成功への新しい地図」が記されている1冊であることは間違いありません。

(編集本部 北畠佐知子)

『コロナが明けたらしたいこと』

著者:うえはらけいた
出版社:アスコム
(※画像をクリックするとアマゾンに飛びます)

本書は、第12回コミチ漫画賞大賞受賞作です。もともと作者がTwitterで日々投稿していたもので、当時から「泣ける」と話題になっていました。

この物語は、主人公のおさむとつかさが出会う、幼稚園の入園式から始まります。幼いふたりは、お互いの手をギュッとにぎりあったまま、離しません。かわいくて、やさしくて、なぜか不思議な余韻を残すこの始まりに、ぼくは一気に引き込まれていました。

やがて大人になり、つかずはなれず、もどかしい距離を保っていたふたりの人生は、つかさに起きたある出来事をきっかけに、再び重なり始めます。
それは、上記のふたりが出会ったシーンに関係しています。

すべてはつながっていて、最後まで読み終えたあなたは、自分にとって一番大切な人が誰なのかに思いを馳せることでしょう。

コロナが明けたら......。
ふたりが交わした約束とは?

(アスコム編集部 菊地)

今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ワールド

UPS機が離陸後墜落、米ケンタッキー州 負傷者の情

ワールド

政策金利は「過度に制約的」、中銀は利下げ迫られる=

ビジネス

10月の米自動車販売は減少、EV補助金打ち切りで=

ワールド

ブリュッセル空港がドローン目撃で閉鎖、週末の空軍基
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 2
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 3
    「あなたが着ている制服を...」 乗客が客室乗務員に「非常識すぎる」要求...CAが取った行動が話題に
  • 4
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「…
  • 5
    これをすれば「安定した子供」に育つ?...児童心理学…
  • 6
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 7
    高市首相に注がれる冷たい視線...昔ながらのタカ派で…
  • 8
    虹に「極限まで近づく」とどう見える?...小型機パイ…
  • 9
    「白人に見えない」と言われ続けた白人女性...外見と…
  • 10
    【HTV-X】7つのキーワードで知る、日本製新型宇宙ス…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読み方は?
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面…
  • 6
    9歳女児が行方不明...失踪直前、防犯カメラに映った…
  • 7
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 8
    女性の後を毎晩つけてくるストーカー...1週間後、雨…
  • 9
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「…
  • 10
    だまされやすい詐欺メールTOP3を専門家が解説
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 5
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 6
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 7
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 8
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 9
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 10
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中