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日本経済トヨタ、新型コロナウイルスの影響で工場停止続出 稼働状況まとめ

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、世界各国がロックダウン(都市封鎖)を実施していることなどにより、トヨタ自動車グループの世界生産も影響を受けている。写真はブラジルのサンパウロで2018年11月撮影(2020年 ロイター/Paulo Whitaker)
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、世界各国がロックダウン(都市封鎖)を実施していることなどにより、トヨタ自動車グループの世界生産も影響を受けている。トヨタは6日、ロシア工場の停止期間を従来の4月3日から30日まで延長すると発表した。SUBARU(スバル)は国内工場の停止開始を予定から2日間前倒しし、9日からとする。
これまでの主な工場の稼働状況は以下の通り。
▼:工場停止
△:工場再開
▼4月13日
・ダイハツ工業の滋賀(竜王)第2工場を21日まで停止。
▼4月9日
・スバル群馬製作所(本工場、矢島工場、大泉工場)を5月1日まで停止。
▼4月7日
・タイ工場を17日まで停止。
▼4月3日
・国内5工場7ラインで一時停止。
・高岡工場の第1ラインと堤工場の第1・第2ラインを4月7日まで3日間停止。
・田原工場の第1ラインで4月10日までの6日間、第3ラインで4月14日までの8日間停止。
・トヨタ自動車九州の第1ラインで15日までの9日間停止。
・日野自動車の羽村工場第1ラインで6日まで2日間停止。
▼△4月2日
・元町工場を消毒のため一時封鎖。従業員が新型コロナに感染。当日に稼働再開しており、生産台数に影響なし。
▼3月30日
・ロシア工場を4月30日まで停止。
・ベトナム工場を当面の間停止。
▼3月26日
・南アフリカ工場を4月16日まで停止。
▼3月24日
・ブラジル工場を4月20日まで停止。
・パキスタン工場を当面の間停止。
▼3月23日
・マレーシア工場を当面の間停止。
・インド工場を当面の間停止。
・アメリカ、カナダ、メキシコの工場(北米工場)を4月17日まで停止。
・高岡工場の第1ラインを25日まで封鎖。2人目の従業員が新型コロナに感染し、消毒と感染防止対策を実施。
・スバル米国工場を4月17日まで停止。
▼3月21日
・トルコ工場を停止。再開は4月20日以降。
▼3月20日
・アルゼンチン工場を4月17日まで停止。
▼3月19日
・チェコ工場を停止。再開は4月20日以降。
・高岡工場を消毒のため一時封鎖。従業員が新型コロナに感染。当日中に稼働再開しており、生産台数に影響なし。
▼3月18日
・英国、ポーランド工場を停止。再開は4月20日以降。
・ダイハツ工業、マレーシア工場を4月14日まで停止。
▼3月17日
・フランス工場を停止。再開は4月20日以降。
・フィリピン工場を4月半ばまで停止。
▼3月16日
・ポルトガル工場を停止。再開は4月20日以降。
・ベネズエラ工場を4月13日まで停止。
▼1月29日─△3月30日
・中国工場を順次停止したが、3月30日までに順次、通常稼働を再開済み。
*情報を追加・更新しました。
(新田裕貴、白木真紀 編集:田中志保)

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