最新記事

日本経済

トヨタ、新型コロナウイルスの影響で工場停止続出 稼働状況まとめ

2020年4月6日(月)15時17分

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、世界各国がロックダウン(都市封鎖)を実施していることなどにより、トヨタ自動車グループの世界生産も影響を受けている。写真はブラジルのサンパウロで2018年11月撮影(2020年 ロイター/Paulo Whitaker)

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、世界各国がロックダウン(都市封鎖)を実施していることなどにより、トヨタ自動車グループの世界生産も影響を受けている。トヨタは6日、ロシア工場の停止期間を従来の4月3日から30日まで延長すると発表した。SUBARU(スバル)は国内工場の停止開始を予定から2日間前倒しし、9日からとする。

これまでの主な工場の稼働状況は以下の通り。

▼:工場停止
△:工場再開

▼4月13日
・ダイハツ工業の滋賀(竜王)第2工場を21日まで停止。

▼4月9日
・スバル群馬製作所(本工場、矢島工場、大泉工場)を5月1日まで停止。

▼4月7日
・タイ工場を17日まで停止。

▼4月3日
・国内5工場7ラインで一時停止。
・高岡工場の第1ラインと堤工場の第1・第2ラインを4月7日まで3日間停止。
・田原工場の第1ラインで4月10日までの6日間、第3ラインで4月14日までの8日間停止。
・トヨタ自動車九州の第1ラインで15日までの9日間停止。
・日野自動車の羽村工場第1ラインで6日まで2日間停止。

▼△4月2日
・元町工場を消毒のため一時封鎖。従業員が新型コロナに感染。当日に稼働再開しており、生産台数に影響なし。

▼3月30日
・ロシア工場を4月30日まで停止。
・ベトナム工場を当面の間停止。

▼3月26日
・南アフリカ工場を4月16日まで停止。

▼3月24日
・ブラジル工場を4月20日まで停止。
・パキスタン工場を当面の間停止。

▼3月23日
・マレーシア工場を当面の間停止。
・インド工場を当面の間停止。
・アメリカ、カナダ、メキシコの工場(北米工場)を4月17日まで停止。
・高岡工場の第1ラインを25日まで封鎖。2人目の従業員が新型コロナに感染し、消毒と感染防止対策を実施。
・スバル米国工場を4月17日まで停止。

▼3月21日
・トルコ工場を停止。再開は4月20日以降。

▼3月20日
・アルゼンチン工場を4月17日まで停止。

▼3月19日
・チェコ工場を停止。再開は4月20日以降。
・高岡工場を消毒のため一時封鎖。従業員が新型コロナに感染。当日中に稼働再開しており、生産台数に影響なし。

▼3月18日
・英国、ポーランド工場を停止。再開は4月20日以降。
・ダイハツ工業、マレーシア工場を4月14日まで停止。

▼3月17日
・フランス工場を停止。再開は4月20日以降。
・フィリピン工場を4月半ばまで停止。

▼3月16日
・ポルトガル工場を停止。再開は4月20日以降。
・ベネズエラ工場を4月13日まで停止。

▼1月29日─△3月30日
・中国工場を順次停止したが、3月30日までに順次、通常稼働を再開済み。

*情報を追加・更新しました。

(新田裕貴、白木真紀 編集:田中志保)


[東京 6日 ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

【関連記事】
・「感染者ゼロ」北朝鮮の新型コロナウイルス対策
・イタリア、新型コロナウイルス死者・新規感染者ともペース鈍化 第2段階の対策検討
・新型コロナウイルス感染爆発で顕在化 「習近平vs.中国人」の危うい構造


cover200407-02.jpg
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2020年4月7日号(3月31日発売)は「コロナ危機後の世界経済」特集。パンデミックで激変する世界経済/識者7人が予想するパンデミック後の世界/「医療崩壊」欧州の教訓など。新型コロナウイルス関連記事を多数掲載。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

東証がグロース市場の上場維持基準見直し、5年以内に

ビジネス

ニデック、有価証券報告書を提出 監査意見は不表明

ビジネス

セブン銀と伊藤忠が資本業務提携 ファミマにATM設

ワールド

トランプ氏、日韓の対米投資「前払い」 見解の相違と
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:ハーバードが学ぶ日本企業
特集:ハーバードが学ぶ日本企業
2025年9月30日号(9/24発売)

トヨタ、楽天、総合商社、虎屋......名門経営大学院が日本企業を重視する理由

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    週にたった1回の「抹茶」で入院することに...米女性を襲った突然の不調、抹茶に含まれる「危険な成分」とは?
  • 2
    iPhone 17は「すぐ傷つく」...世界中で相次ぐ苦情、Appleはなぜ「未来の素材」の使用をやめたのか?
  • 3
    トイレの外に「覗き魔」がいる...娘の訴えに家を飛び出した父親が見つけた「犯人の正体」にSNS爆笑
  • 4
    コーチとグッチで明暗 Z世代が変える高級ブランド市…
  • 5
    クールジャパン戦略は破綻したのか
  • 6
    中国、ネット上の「敗北主義」を排除へ ――全国キャン…
  • 7
    【クイズ】ハーバード大学ではない...アメリカの「大…
  • 8
    日本の小説が世界で爆売れし、英米の文学賞を席巻...…
  • 9
    琥珀に閉じ込められた「昆虫の化石」を大量発見...1…
  • 10
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
  • 1
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に...「少々、お控えくださって?」
  • 2
    数千円で買った中古PCが「宝箱」だった...起動して分かった驚きの中身
  • 3
    1年で1000万人が死亡の可能性...迫る「スーパーバグ」感染爆発に対抗できる「100年前に忘れられた」治療法とは?
  • 4
    筋肉はマシンでは育たない...器械に頼らぬ者だけがた…
  • 5
    【動画あり】トランプがチャールズ英国王の目の前で…
  • 6
    日本の小説が世界で爆売れし、英米の文学賞を席巻...…
  • 7
    コーチとグッチで明暗 Z世代が変える高級ブランド市…
  • 8
    「ミイラはエジプト」はもう古い?...「世界最古のミ…
  • 9
    「何だこれは...」クルーズ船の客室に出現した「謎の…
  • 10
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影…
  • 1
    「4針ですかね、縫いました」日本の若者を食い物にする「豪ワーホリのリアル」...アジア出身者を意図的にターゲットに
  • 2
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 3
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影...目覚めた時の「信じがたい光景」に驚きの声
  • 4
    「中野サンプラザ再開発」の計画断念、「考えてみれ…
  • 5
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に.…
  • 6
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサ…
  • 7
    【クイズ】次のうち、飲むと「蚊に刺されやすくなる…
  • 8
    「怖すぎる」「速く走って!」夜中に一人ランニング…
  • 9
    東北で大腸がんが多いのはなぜか――秋田県で死亡率が…
  • 10
    科学が解き明かす「長寿の謎」...100歳まで生きる人…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中