北朝鮮は11日、米韓が計画する大規模な合同演習を「直接的な軍事的挑発」と非難し、対抗措置を警告した。

努光鉄国防相は国営の朝鮮中央通信(KCNA)を通じて声明を発表し、米韓による大規模演習は現実的かつ危険な脅威となっているとし、北朝鮮軍は国家の安全を守る「絶対的な使命」を負っていると指摘。

「北朝鮮軍は徹底的かつ断固とした対抗姿勢で米国と韓国の戦争訓練に対処し、主権的権利を厳格に行使する」と述べた。

脅威に対する防衛という名目で行われる訓練は両国による対立的な意図のさらなる証拠で、敵意を高め、地域の安全保障をさらに不安定にすると主張した。

米韓は先週、18日から大規模な合同軍事演習「乙支フリーダムシールド(自由の盾)」を実施すると発表した。

ただ、異常気象などを理由に、今年は40の訓練のうち半分を9月に変更した。韓国の李在明新政権は、北朝鮮との緊張緩和を目指しており、演習の日程分散はこれが理由とみられている。

北朝鮮は対話再開に向けた米国と韓国の働きかけを公には拒否しているが、緊張緩和に向けた韓国の行動に同調する兆候を見せている。

韓国軍は9日、北朝鮮軍が南北軍事境界線付近の一部地域で対韓国宣伝放送用の拡声器を撤去する動きを確認したと明らかにした。韓国側も同様の措置を取っていた。



[ロイター]
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