ここ数年、瞑想がもたらす多くのメリット、特にストレスや不安の軽減効果は学術誌からウェルネス関連の人気ポッドキャストまで、ほぼあらゆるメディアで調査、分析、議論されてきた。
瞑想は心の持ちようから記憶力まで、あらゆる面を改善するとされているが、以前は効果を得るためには瞑想の継続的な実践が必要と考えられていた。だが、ハーバード医学大学院の研究者らの新たな共同研究により、ほんの2~3分の瞑想で脳に変化をもたらすこと、全くの初心者でも短時間で脳波の変化が生じていることが証明された。
彼らは高密度の脳波検査を用いて、被験者が瞑想を行う際の神経の活動をリアルタイムで追跡した。
瞑想が及ぼす影響の個人差を把握するため、被験者は3つのグループに分けられた。第1グループは、瞑想経験が全くない完全な初心者、第2グループは瞑想の初級者、第3グループは上級の瞑想者だ。
この研究では特に、世界で最も多くの信奉者を持つヨガ指導者の1人でイシャ財団の創設者であるインドのサドグルの瞑想に焦点を当てた。その特徴は呼吸を重視すること。瞑想者はリラックスしながら自分の呼吸を観察する。
次のページ