最新記事

[PR]

「働くモチベーションをアップさせる取り組み」を表彰する 「グッド・アクション」、多様化する働き方に対応して今年も開催

2015年8月5日(水)16時15分

 また、地方での新しいワークスタイルを実現している企業の取り組みも評価されている。地域貢献部門で受賞したSansan株式会社は、都心から遠く離れた山村の一軒家を借り、オフィスとして運用。エンジニアだけでなく、営業職でも地方で成果を出せる仕組みを作り出し、徳島県神山町に集うITベンチャーの先駆けとなった。現地採用に取り組み、当地に住む子どもたちの「地元志向」を高めることにも成功している。

goodaction_02.jpg

畑の隣りにある古民家がITベンチャーのリモートオフィス

 他にも、週に1回、三時に退勤できる制度を作って、子どもとのふれあいに活用している桃栗柿屋(女性活躍促進部門)、や、グルメサイトを運営するRettyの「ランチ自転車」(社用自転車でランチに出かけ、社内コミュニケーションを深める)など、規模の大小を問わず、職場を活性化するバリエーション豊かな事例が表彰された。

「昨年集まった71の取り組みの中では社内コミュニケーション部門への応募が最も多く、そのテーマへの関心の高さが伺えた」と細野編集長が指摘するように、いま最も重要なのは「社員が何を考え、どのような働き方を理想としているか」を知ることなのだろう 。28日から募集を開始した今年度の「グッド・アクション」では、社内コミュニケーション部門を「現場活性化」部門と名称を変更するほか、健康への関心の高まりを受けて「ウェルネス」部門を新たに設けるなど、多様化する働き方に対応した内容になっている。企業風土と社員個人の志向のミスマッチは、社内コミュニケーションなどによって補える部分も多い。自社独自の特色やメリットを活かした取り組みについて、アイデアを発展させるヒントになるだろうし、チャレンジ性や現場発の取り組みを重視するコンテストなので最近始めたばかりでまだ成果が出ていないという企画でも、評価される可能性はあるという。コンテストへの応募自体が職場を盛り上げるきっかけにもなるだろう。


<グッド・アクション>
PC版:http://next.rikunabi.com/goodaction2015/
スマートフォン版:http://next.rikunabi.com/goodaction2015/sp/

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ガザ停戦案、ハマスは修正要求 米特使「受け入れられ

ワールド

米国防長官、「中国の脅威」警告 アジア同盟国に国防

ビジネス

中国5月製造業PMIは49.5、2カ月連続50割れ

ビジネス

アングル:中国のロボタクシー企業、こぞって中東に進
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:岐路に立つアメリカ経済
特集:岐路に立つアメリカ経済
2025年6月 3日号(5/27発売)

関税で「メイド・イン・アメリカ」復活を図るトランプ。アメリカの製造業と投資、雇用はこう変わる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    あなたも当てはまる? 顔に表れるサイコパス・ナルシストの特徴...その見分け方とは?
  • 2
    3分ほどで死刑囚の胸が激しく上下し始め...日本人が知らないアメリカの死刑、リアルな一部始終
  • 3
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「MiG-29戦闘機」の空爆が、ロシア国内「重要施設」を吹き飛ばす瞬間
  • 4
    「ホットヨガ」は本当に健康的なのか?...医師らが語…
  • 5
    【クイズ】生活に欠かせない「アルミニウム」...世界…
  • 6
    ペットの居場所に服を置いたら「黄色い点々」がびっ…
  • 7
    「これは拷問」「クマ用の回転寿司」...ローラーコー…
  • 8
    「ウクライナにもっと武器を」――「正気を失った」プ…
  • 9
    イーロン・マスクがトランプ政権を離脱...「正直に言…
  • 10
    メーガン妃は「お辞儀」したのか?...シャーロット王…
  • 1
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「MiG-29戦闘機」の空爆が、ロシア国内「重要施設」を吹き飛ばす瞬間
  • 2
    3分ほどで死刑囚の胸が激しく上下し始め...日本人が知らないアメリカの死刑、リアルな一部始終
  • 3
    今や全国の私大の6割が定員割れに......「大学倒産」時代の厳しすぎる現実
  • 4
    あなたも当てはまる? 顔に表れるサイコパス・ナルシ…
  • 5
    【クイズ】世界で最も「ダイヤモンド」の生産量が多…
  • 6
    「ウクライナにもっと武器を」――「正気を失った」プ…
  • 7
    「ディズニーパーク内に住みたい」の夢が叶う?...「…
  • 8
    ヘビがネコに襲い掛かり「嚙みついた瞬間」を撮影...…
  • 9
    【クイズ】世界で2番目に「金の産出量」が多い国は?
  • 10
    イーロン・マスクがトランプ政権を離脱...「正直に言…
  • 1
    【定年後の仕事】65歳以上の平均年収ランキング、ワースト2位は清掃員、ではワースト1位は?
  • 2
    日本はもう「ゼロパンダ」でいいんじゃない? 和歌山、上野...中国返還のその先
  • 3
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの運動」とは?
  • 4
    「2025年7月5日に隕石落下で大災害」は本当にあり得…
  • 5
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「Mi…
  • 6
    ドローン百機を一度に発射できる中国の世界初「ドロ…
  • 7
    【クイズ】EVの電池にも使われる「コバルト」...世界…
  • 8
    【クイズ】世界で2番目に「軍事費」が高い国は?...1…
  • 9
    3分ほどで死刑囚の胸が激しく上下し始め...日本人が…
  • 10
    今や全国の私大の6割が定員割れに......「大学倒産」…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中