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マードック帝国を揺るがす赤毛の女

盗聴事件で引責辞任したブルックス──マードックの「秘蔵っ子」である彼女はいかに一族に取り入り権力を手にしたのか

2011年7月20日(水)10時10分
ロイド・グローブ、マイク・ジリオ

大切な人 マードックはブルックスに魅了されていた Eddie Keogh-Reuters

 アメリカとイギリスのメディア界に君臨する「帝王」ルパート・マードックの秘蔵っ子が、ついに辞任に追い込まれ、逮捕された。一連の盗聴スキャンダルの舞台となったタブロイド紙ニューズ・オブ・ザ・ワールドの廃刊に続くダブルパンチで、老雄マードックも人生最大の危機を迎えたことになる。

 マードック帝国のイギリスにおける事業会社ニューズ・インターナショナルのCEOレベッカ・ブルックスが辞任を発表したのは7月15日のこと。その数分後にはツイッター上に、解雇された元従業員のぼやきが載った。「俺たちの払った犠牲は、いったい何だったのかね」

 現場に犠牲を強いたのは、もちろん秘蔵っ子のブルックスを守るためだった。しかし、その秘蔵っ子のクビまで差し出したとなると、この先は果たして誰のクビが飛ぶことになるのか。低俗メディアの熱狂的ファンならずとも、気になるところだ。...本文続く

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