コラム

「半日で4000億円稼ぐ」中国インフルエンサーを待つ恐怖の落とし穴

2024年01月24日(水)15時03分
ラージャオ(中国人風刺漫画家)/トウガラシ(コラムニスト)

ポイント

卵チャーハン事件  毛沢東の長男・毛岸英は朝鮮戦争従軍中の1950年11月に卵チャーハンを調理中に煙が米軍機に発見され、爆撃を受け死亡したとされる。昨年11月に人気グルメブロガー・料理人が「おいしい卵チャーハンの作り方」という動画を投稿すると、毛岸英を侮辱したとネットで批判され、動画のネットからの削除と、公開謝罪に追い込まれた。

プロフィール

風刺画で読み解く中国の現実

<辣椒(ラージャオ、王立銘)>
風刺マンガ家。1973年、下放政策で上海から新疆ウイグル自治区に送られた両親の下に生まれた。文革終了後に上海に戻り、進学してデザインを学ぶ。09年からネットで辛辣な風刺マンガを発表して大人気に。14年8月、妻とともに商用で日本を訪れていたところ共産党機関紙系メディアの批判が始まり、身の危険を感じて帰国を断念。以後、日本で事実上の亡命生活を送った。17年5月にアメリカに移住。

<トウガラシ>
作家·翻訳者·コラムニスト。ホテル管理、国際貿易の仕事を経てフリーランスへ。コラムを書きながら翻訳と著書も執筆中。

<このコラムの過去の記事一覧はこちら>

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