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45年前の「ハプニング解散」当時と現在の政治状況を比較すると
どうして不信任案が可決されたのかというと、非主流派の福田派と三木派が党議を無視して本会議を欠席したからでした。彼らは78年の総裁選以来の「怨念」を抱える一方で、直前に迫った参院選で自分たちの派閥の勢力を確保したいなどの動機から行動に及んだのでした。その背景には、「激動の中とはいえ、大平の姿勢にはあまりにも対米追随が強すぎる」「第二次石油ショックの物価高への不満が国民の間に渦巻いている」といった「現状打破への願望」が世論の深層に渦巻いていた、これが原因という見方もあります。
このドラマは、投票日の10日前となる6月12日に大平が急死したことで一転します。主流派と反主流派は「大平の弔い選挙をする」ということで対立を解消したのでした。挙党態勢で選挙戦を進めた結果、衆参両院ともに自民党が大勝。鈴木善幸が首相になって決着しました。
興味深いことに、現在の状況はこの1980年5月の状況に似た部分があるのです。
日本の外交は大きく翻弄されていた
1)ロシアとアメリカによって世界が激動に巻き込まれており、日本の外交も大きく翻弄されていた。
2)自民党内では清和会系(80年の福田派、現在の旧安倍派)が完全に非主流に追いやられており、政権との間にかなりの緊張関係があった。
3)与野党の勢力が拮抗していた。
4)物価高による世論の不満が爆発寸前だった。
5)ロッキード事件に加えて、国際電電疑惑、ハマコー賭博疑惑など政治とカネの問題で国民の不信が拡大していた。
6)参院選が2カ月後に迫っていたが、自民党議員団には現状の延長で当選できるのか不安感が強くなっていた。
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