- HOME
- コラム
- プリンストン発 日本/アメリカ 新時代
- 米大統領選の行く末を左右するコロナ危機
米大統領選の行く末を左右するコロナ危機
仮に、トランプ大統領が言うように早期に全米の感染が収束の気配を見せ、経済も回復の基調がハッキリした場合には、現職有利となる可能性があります。大統領は、緊急経済対策の第2弾を示唆していますし、ビジネスを「再オープン」する際には、全米で記念式典をやる(ちょっと信じがたい発想ですが)などとブチ上げていますが、それもこれも選挙を意識した言動だと思われます。
ですが、反対に感染拡大が長期化して、経済の落ち込みも更に大きくなっていくようですと、2008年11月のリーマン・ショック後の選挙と同様に、野党・民主党が有利になります。バイデンとしては、感染拡大が続く場合に当選の可能性が高まると考えられます。
ところが、バイデンは高齢です。1942年11月20日生まれの同候補は、仮に当選した場合に2週間後には満78歳になります。そうなると、感染拡大が収束しないとか、第2波に備えなくてはならないといった状況で、国のリーダーが、「感染リスクの高い、脆弱な(vulnerable)グループ」に入ってしまうことになります。
これは非常に厳しい事態です。そうなると否が応でも注目されるのが、バイデンがランニングメイト(共に選挙戦を戦う副大統領候補)に誰を指名するかです。バイデンは、テレビ討論の誘導尋問で「自分は女性を指名する」という言質を取られています。
これがまだ有効だとすると、例えば、左派のエリザベス・ウォーレン氏への期待論もありますが、年齢が70歳というのは少し高すぎます。一方で、ジャマイカ&インド系のカマラ・ハリス氏などは若さということでは申し分ないのですが、過去にバイデンと確執がありますし、危機管理の手腕は未知数です。
そうなると、同じ中道派のエイミ・クロブチャー候補などは相当に有力になってくるでしょう。クロブチャーの場合は、夫君が新型コロナに罹患して治癒したこともあり、あらためて注目を浴びています。仮に「女性にする」という口約束は無効ということになると、ニューヨーク州のクオモ知事などには待望論がありますが、本人は「自分はそういう政治には向かない。今はニューヨークの危機に集中するだけ」と全否定の構えです。
いずれにしても、今後のアメリカ大統領選の行方は感染拡大をどう抑え込むか、その一点にかかっていると思います。
国立大卒業生の外資への就職、その背景にある日本の「保守性」 2025.10.22
日本の次期首相に絶対的に必要なのは「円を守り抜く信念」 2025.10.15
いよいよ現実のものになった、AIが人間の雇用を奪う時代 2025.10.08
AI就職氷河期が米Z世代を直撃している 2025.10.01
クールジャパン戦略は破綻したのか 2025.09.24
日本の新政権が向き合うべき、安全保障の「ねじれ」というアキレス腱 2025.09.17
「物価高対策と財政規律の間の最適解」──ポスト石破に求められる最重要課題 2025.09.10
-
外資金融機関での施設警備年収472万可能/夜勤あり/社会保険完備/簡単な作業/賞与あり/経験OK
株式会社G4S Secure Solutions Japan
- 東京都
- 年収442万4,000円~472万円
- 正社員
-
外資金融機関での施設警備スタッフ年収472万可能/深夜はたらく・夜勤/社会保険完備/未経験歓迎
株式会社G4S Secure Solutions Japan
- 東京都
- 年収442万4,000円~472万円
- 正社員
-
外資金融機関での施設警備スタッフ/月収366,450円可能/高収入/経験者歓迎/夜勤あり/未経験者
株式会社G4S Secure Solutions Japan
- 東京都
- 月給35万円~37万円
- 正社員
-
外資金融機関での施設警備スタッフ年収472万可能/年齢不問/深夜はたらく・夜勤/高収入/夜勤あり/経験者OK
株式会社G4S Secure Solutions Japan
- 東京都
- 年収442万4,000円~472万円
- 正社員






