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日本の若者にとって気候変動よりも「セクシー」な問題とは
確かに、今回の気候変動サミットでは、欧米を中心とした若者の動きが目立っています。サミットのキーノートとなるメッセージを発信しているのは、16歳のスゥエーデンの高校生グレタ・トゥーンベリさんですし、アメリカ政界における環境問題では、29歳のAOCが先頭を走っていると言っても過言ではありません。その一方で、日本では若者の動きがあまり見られないのは事実です。
では、日本の若者は「気候変動問題に取り組むのが楽しくない」から環境問題に無関心なのかというと、違うと思います。また、若者が保守化しているからという説明も誤りだと思います。18歳未満の選挙運動が犯罪だという制度や、ブラック校則のある中ではグレタさんのように「温暖化への抗議スト」などできないという制度の遅れの問題もありますが、それも主要な原因ではありません。
日本の若者にとって温暖化の問題が今ひとつ切実ではないのは、温暖化によって自分たちの未来が奪われる速度よりも、日本の経済衰退によって自分たちが不幸になるスピードの方が速い、そのような危機意識の中で自分を守るのに精一杯だからです。
小泉進次郎という政治家は、少なくともそうした「衰退を直視」しつつ「衰退を跳ね返すための改革が必要」という危機意識をメッセージとして訴えてきた政治家として、自民党内でも異色の存在であったはずです。それなのに、今回の「若者を勇気付けるにはセクシーでなくては」という発言が出たことが、非常に残念でなりません。
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