- HOME
- コラム
- プリンストン発 日本/アメリカ 新時代
- オバマ訪日に見え隠れする「ヒラリーの外交」とは?
オバマ訪日に見え隠れする「ヒラリーの外交」とは?
ですから、現在のオバマ政権の「アジア重視」という軍事・外交政策に関しては、相当程度が「ヒラリーの外交」だという見方があるのです。また、その外交が行き詰まるようですと、「これはヒラリーの失点」だということにして、2016年の大統領選へ向けて政局の材料にしようという政治力学もあります。
そうした観点からは、例えば「ウクライナ問題で中国がロシアと手を組むところまで中国を追い詰めるのは得策ではない」とか「対中国政策ばかりに手を取られて、イラン問題、中東和平問題で成果がないのも困る」という言い方が出て来るのです。つまり、米国の軍事・外交に関して中国にばかりパワーを割くのは問題だというわけです。
例えば、安倍首相が靖国参拝をしたり、ダボス会議での反中発言が大きく報じられたり、あるいは直近の例で言えば、オバマ訪日の直前になっても「閣僚の靖国参拝が止まらない」中で、中国がどんどん「歴史の問題で身勝手な正当性を主張し続ける」状況になっているとして、そうした全てが「上手くいかない」ことになれば、それはオバマの失態であるだけでなく、ヒラリーの失態だ、そうしたロジックがあるのです。
そう考えると、ライアン議員の「安倍首相は日本のレーガン」というリップサービスに乗って、「共和党イコール親日」だと思い込むのは軽率だと思います。共和党は、ヒラリーが開始してオバマが継続している「中国とのリバランス」という政策を冷ややかに見ていると言うべきでしょう。その「冷ややか」な態度に関しては、例えば「電撃訪中をして毛沢東と和解したのは共和党のニクソン」だという事実も忘れてはならないと思います。
いずれにしても、2016年はまだ先であるとはいえ、今秋の中間選挙が終われば選挙戦は動き出します。その際にはヒラリーという人が台風の目になるのは間違いないと思います。現時点では、ヒラリーの2016年勝利ということを前提に、現在の対中国「リバランス」という政策が当面は続くという見立てを持ちながら、日米が共通価値観を確認しつつ、中国との軍事・外交上のバランスを確保するということになると思います。その意味では、今回の首脳会談の落とし所は非常に狭いのではないかと思われます。
第6回大会を終えて曲がり角に来たWBC 2026.03.18
第3次石油ショック(?)への日本の対応を考える 2026.03.04
一般教書演説ではイラン攻撃ではなく物価高対策を強調したトランプ 2026.02.26
裁量労働制の見直しが「働かせ放題」になる危うさ 2026.02.18
エプスタイン疑惑の深層に横たわる2つの問題 2026.02.11
日本経済低迷の主因である「空洞化」をなぜ総選挙で議論しないのか 2026.02.04
消費税減税の断念示唆?に見られる日本的「空気」の決定 2026.01.28
-
経理事務/青砥駅/外資系企業での経理財務経験5年以上/英語力必須
プロフィット株式会社
- 東京都
- 月給32万6,000円~
- 正社員
-
生成AI商材/大手外資系「インサイドセールス「SV候補」」/その他コンサルティング系
ブリッジインターナショナル株式会社
- 東京都
- 年収340万円~450万円
- 正社員
-
外資系製薬企業におけるメディカルライティング業務担当/未経験可・賞与最大4ヶ月・年休126日
株式会社ワールドインテック
- 東京都
- 月給21万円~51万3,000円
- 正社員
-
保険の営業 外資系トップクラスの大手グループ/土日祝休み/年間休日120日以上/手厚い研修あり
マニュライフ生命保険株式会社
- 東京都
- 月給20万円~50万円
- 正社員






