プレスリリース

漢方相談件数が3年で2.5倍に急増 背景に"季節の二極化"~横浜の薬局が異常気象と健康不調の関係を分析~

2025年07月03日(木)10時30分
横浜市内で横浜桜木町店と鶴見店の2店舗を運営するKANPORO松山漢方相談薬局(代表:松山 拓郎)では、近年の異常気象に起因すると考えられる体調不良や精神的な不調に関する相談件数が、過去3年間で2.5倍強と著しく増加しています。特に、天候の変化に伴う不調、原因のはっきりしないお悩み、季節外れの体調不良に関するご相談が目立ちます。これを受けて、異常気象と健康不調の関係について分析した結果を発表します。
当薬局では、この背景には地球温暖化による季節の「二極化」 - 春秋の短縮と夏冬の長期化 - が深く関わっていると分析し、東洋医学の観点から現代人の健康維持に警鐘を鳴らします。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/441395/LL_img_441395_1.jpg
相談件数

■相談件数急増の背景:異常気象がもたらす心身への多角的な影響
当薬局に寄せられる相談内容は多岐にわたります。天候の変化に敏感な方の体調のゆらぎをはじめ、病院での検査では異常が見つからないものの、だるさや頭痛、めまいといった「なんとなく不調」を訴える方、さらにはストレスによる心のお悩みを抱える方が増えています。また、季節外れの健康トラブルや、年齢を重ねる女性の心身のゆらぎ、食生活や体型に関するご相談なども増加傾向にあり、これらも異常気象による間接的な影響を受けている可能性があります。

実際の事例として、横浜市在住の40代女性から「長年めまいに悩まされていたが、気候変動との関連を指摘されたことで、漢方薬と養生法の実践を始めた結果、見違えるほど改善した」との声も寄せられています。
KANPORO松山漢方相談薬局では、この不調の背景には、季節の移り変わりの極端さがあると考えています。近年の気候は、長い夏が終わると急に寒くなり、短い秋を経て冬が到来し、春も束の間でまた湿度の高い長い夏が始まります。東洋医学には「人も自然の一部(天人合一)」という考え方があり、自然界のリズムと人の身体のリズムは呼応すると捉えられています。そのため、自然界が異常な状態になれば、人の心身にも不調が現れやすくなるのは当然の結果だと分析しています。


■東洋医学が解き明かす「季節の二極化」と健康バランス
東洋医学には、体質を分析し、養生の方針を考える「弁証論治(べんしょうろんち)」という考え方があります。また、健康維持のための養生法として、季節と身体の働きを結びつけた「五臓六腑(ごぞうろっぷ)」の思想が重要視されます。 東洋医学では、季節を「春・夏・秋・冬」の四季に加え、季節の変わり目である「土用(どよう)」を設けて五季と捉え、それぞれの季節に応じた養生を大切にします。約3ヶ月ごとの養生が、その次の3ヶ月間の体調を左右すると考えられており、特に季節の変わり目の過ごし方が重要です。

しかし、近年のように春や秋が極端に短くなると、東洋医学で重視する養生の期間も短縮されてしまいます。
●春の養生:夏の活動期に向けてエネルギーを蓄え、身体を目覚めさせる準備期間。
●秋の養生:冬の厳しい寒さに備えるための体づくりを行う準備期間。

これらの重要な準備期間が不足することで、夏に元気に過ごせなかったり、冬に体調を崩しやすくなったりと、結果的に健康のバランスに影響がでると考えられます。さらに、季節の二極化は、旬の食材の栄養価にも影響を及ぼし、食を通じた健康維持も難しくなっている可能性があります。

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/441395/LL_img_441395_2.png
異常気象と心身の不調

■KANPORO松山漢方相談薬局の取り組み:一人ひとりに寄り添う対面相談
このような状況下で、KANPORO松山漢方相談薬局では、東洋医学の知恵に基づいた健康サポートを強化しています。当薬局では、お客様との丁寧なコミュニケーションを最も重視し、オンライン相談は行わず、完全対面でのご相談にこだわっています。
お客様一人ひとりの体質やお悩みを深く理解するため、丁寧なカウンセリングの中で、東洋医学の考え方に基づきお体の状態を見させていただきます。その上で、漢方薬の選定だけでなく、食生活に関するアドバイスや生活習慣の改善アドバイスを含めた、個々人に最適化された養生をご提案し、定期的な経過観察を通じて、きめ細やかな健康サポートを行っています。 原因のはっきりしない不調に悩む方は、一度ご相談ください。


■今後の展望:環境と調和した東洋医学的養生のすすめ
地球環境の変化は、私たちの健康に直接的かつ深刻な影響を与えています。異常気象や気温の上昇、空気や水の質の変化などにより、アレルギーや自律神経の乱れ、免疫力の低下といった様々な不調が日常化しています。今こそ、現代人は自らが置かれている環境について真剣に向き合い、これらの変化に柔軟に適応していくための知恵を身につけるべき時です。
東洋医学には、古来より自然との調和を重視し、四季の移ろいや環境の変化に応じて心身のバランスを整えるという思想が根付いています。漢方はまさにその具体的な実践法であり、身体の不調を根本から見つめ直し、未病の段階で対処するという予防的なアプローチを取ります。季節や体質に合わせた漢方薬の選定、食養生、生活習慣のアドバイスなどは、環境と共に生きる知恵として今後ますます重要となるでしょう。
KANPORO松山漢方相談薬局は、こうした東洋医学の知恵を活かしながら、地域社会の皆様の健やかな暮らしを支えるパートナーとして、これからも真摯に健康づくりのお手伝いをしてまいります。地球にも人にも優しい医療を目指して、私たちは持続可能な養生のあり方を提案していきます。


【KANPORO松山漢方相談薬局について】

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/441395/LL_img_441395_3.jpg
松山漢方相談薬局

横浜市内で横浜桜木町店、鶴見店の2店舗を展開する漢方専門相談薬局。伝統的な東洋医学・中医学の理論に基づき、丁寧なカウンセリングを通じて、一人ひとりの体質に合わせた漢方薬の選定、養生法のアドバイスを行う。特に、原因のはっきりしない体調のお悩みや生活習慣が気になる方、女性特有のお悩み、心の健康に関するご相談など、幅広い相談に対応しています。お悩みやご相談をお持ちの方は、松山漢方相談薬局の公式サイト( https://kanporo.com/ )を御覧ください。また、東洋医学の知恵を広く社会に発信するため、漢方情報メディアサイト『心と体の漢方』( https://kanporo.jp/ )の運営も行っています。

●松山漢方相談薬局 公式サイト : https://kanporo.com/
●メディアサイト「心と体の漢方」: https://kanporo.jp/

画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/441395/LL_img_441395_4.png
横浜桜木町店

<横浜桜木町店>
所在地:神奈川県横浜市中区花咲町1丁目19-3
セルアージュ横浜桜木町ヴァルール101号室
電話 :045-341-4823

<鶴見店>
所在地:神奈川県横浜市鶴見区豊岡町2-2 鶴見フーガ II 3階
電話 :045-718-6801


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