プレスリリース

法政大学の学生が映画試写会を企画・運営 卒業生・森野 マッシュ氏脚本の映画『この夏の星を見る』特別試写会を6月26日に開催 ― 学生230名が参加、世代と想いをつなぐ一夜 ―

2025年07月02日(水)14時00分
法政大学は、2025年6月26日(木)、法政大学市ケ谷キャンパス・スカイホールにて、2025年7月4日(金)公開の映画『この夏の星を見る』(脚本:森野 マッシュ氏)の特別試写会を開催しました。本作は、コロナ禍で登校や部活動が制限される中、複雑な思いを抱えながら天文部で活動する中高生たちの青春を描いた物語です。本イベントは、キャリアデザイン学部・田中 研之輔ゼミに所属する学生が企画・運営を手がけ、本学卒業生である脚本家・森野 マッシュ氏(文学部日本文学科卒業)と法政大学の学生たちをつなぐ、世代と想いを越えた特別な試みとなりました。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/441355/LL_img_441355_1.jpg
客席をバックにしたフォトセッション

◆本件のポイント
・キャリアデザイン学部・田中研之輔ゼミの学生が主体的に企画・運営した特別試写会を、法政大学市ケ谷キャンパスで開催。
・2025年7月4日(金)公開の映画『この夏の星を見る』を先行上映し、約230名の学生が参加。
・脚本家で本学卒業生の森野マッシュ氏、山元環監督によるトークセッションを実施。
・主要キャスト(黒川 想矢さん、星乃 あんなさん)がサプライズ登壇し、会場を盛り上げた。
・東映株式会社松井俊之総合プロデューサーから応援コメントが寄せられた。


<開催報告>
当日は、事前応募により集まった約230名の学生と社会人(招待枠)が参加。試写後には脚本家・森野 マッシュ氏と山元 環監督によるトークセッションを実施し、作品にかける想いなどを語りました。参加学生からは、「本作品を撮影しようと思ったきっかけ」や「今後目指していきたいこと」などの質問が寄せられました。
さらに俳優の黒川 想矢さん、星乃 あんなさんがサプライズ登壇。主要キャストの登場に、会場には驚きと歓声、そして作品への深い共感の空気が広がりました。質問コーナーでは、「マスクの着用などコロナ禍を描く上での演技について」や「天文学に関する専門的な知識を学ばれたのか」など、学生からのさまざまな問いかけに丁寧に答えてくださいました。出演者の想いをダイレクトに感じ取り、目に涙を浮かべる学生の姿もありました。
脚本家・森野 マッシュ氏は、法政大学在学時代の経験を振り返りながら、「学生時代に出会った仲間や経験が、今の自分をつくっています。皆さんも"今"を大切にしてください」と、会場の学生たちに力強いエールを送りました。


<開催背景>
本企画は、キャリアデザイン学部の理念である「主体的に学び、社会と協働し、自らのキャリアを創造する」実践の場として位置づけられました。田中ゼミの学生たちは、作品の持つテーマや伝えたいメッセージを深く理解しながら、企画立案から広報活動、当日の司会・進行までを分担し、主体的かつ創造的にイベントを成功に導きました。
さらに、法政大学出身の東映社員が、本作の魅力と学生の想いに共感し、大学との橋渡し役を担って今回の開催実現に尽力されたことも、大きな推進力となりました。
本作の総合プロデューサーである松井 俊之氏(東映株式会社)より、次のようなコメントが寄せられています。


<映画『この夏の星を見る』 総合プロデューサー 松井 俊之氏 コメント>
映画『この夏の星を見る』の宣伝クリエイティブ・プロデューサーの畑間 晶太さんのご紹介で、法政大学のタナケンさんゼミでゲスト講師としてお招きいただき、キャリアデザインに関心の高い学生さんたちと交流させていただきました。
そのゼミの学生さんたちが中心になって、今回の試写を企画してくださったとお聞きして感激しております!
東映の営業部門にも法政大学の出身者がいて、本作の試写時に「自分たちも2020年のコロナ禍に大学生だったので、感情移入しました!何か手伝わせてください!」と、今回の法政大学試写に動いてくれました。
本作は、コロナ禍を経験したすべての人に観ていただきたい作品です。そして、2020年の夏を迎え撃った中高生たちの物語なので、当時学生生活を過ごした皆さんを中心に語り合って欲しい映画です。
今回、230人もの法政大学の学生さんたちに試写を観ていただけてそのエネルギッシュな光景に、我々スタッフ一同、皆、大感激しております!
是非とも、法政大学の学生の皆さまに映画の感想などを大いに語り合っていただき、法政パワーで日本中にその声を拡げていただければ幸いです。
今後の皆さまのキャリアデザインにも今回の試写会を活かしていただければ嬉しいです。
タナケンさん、タナケンゼミの方々、法政大学の皆さま、ありがとうございました!!

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/441355/LL_img_441355_2.jpg
トークセッションで作品について語る脚本家の森野氏

<学生コメント>
◆企画・司会を担当した田中ゼミ生の声
「この映画が伝えようとしている"生きる"というテーマを、どうすれば同世代の学生に伝えられるかを何度も考えました。私たち学生の手でこの空間をつくれたこと、そして森野さんや監督とステージで対話できたことは、これからの人生の道しるべになりました」
「準備の中では悩むことも多かったですが、スカイホールに230人もの学生が集まり、上映後に涙を流す姿を見たとき、心から"やってよかった"と思いました。誰かの心に届く時間を創ることの意味を、初めて実感しました」

◆参加学生の感想
「SNSでは知れない"物語の力"を久しぶりに感じました。脚本家が私たちの大学の先輩だったこともあり、自分も何か表現してみたいと強く思いました」
「この作品と出会えて本当に良かったです。映画のラストシーンと登壇者の言葉が、自分の進路に迷っていた気持ちを静かに後押ししてくれた気がします」


<法政大学キャリアデザイン学部 教授 田中 研之輔 コメント>
今回の映画試写会は、私たちのゼミにとって"プロジェクトラーニングの実践機会"であり、同時に"社会との接続点"でもありました。
学生たちは、映画のもつテーマに真摯に向き合い、自分たちに何ができるかを考え抜き、ゼロから企画を立ち上げ、社会的な意義のあるイベントへと昇華させました。試写会当日に会場に広がった熱量と共感、そして登壇者の言葉に目を潤ませる学生たちの姿を見て、深い感動を感じました。
また、本学の卒業生である森野 マッシュさん、プロデューサーの松井 俊之さん、監督・キャストの皆さま、そして東映の皆さまが、学生たちの真剣な挑戦に応えてくださったことは、キャリアデザイン学の可能性を広げる強いメッセージとなりました。
「キャリアを創る」とは、知識を得ることではなく、他者と協働し、自らの役割と意味を見出すことです。今回の取り組みを通じて、学生たちはその一端を体感したはずです。これからも大学という場から、未来を切り拓く若者たちの挑戦を支えていきたいと、心から願っています。

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/441355/LL_img_441355_6.jpeg
企画・運営をした田中ゼミの学生たちとの集合写真

【開催概要】
■イベント名 : 映画『この夏の星を見る』特別試写会
■日時 : 2025年6月26日(木)16:30~20:00
■会場 : 法政大学 市ケ谷キャンパス
ボアソナード・タワー26階 スカイホール
■主催 : 法政大学キャリアデザイン学部 田中 研之輔ゼミ
■参加者数 : 約230名(法政大学在学生)
■特別登壇者 : 山元 環監督、脚本家 森野 マッシュ氏(法政大学卒業生)
■サプライズゲスト: 黒川 想矢さん、星乃 あんなさん(主要キャスト)
■特別協力 : 東映株式会社、松井 俊之氏(総合プロデューサー)

本イベントを通じて、法政大学では「主体的な学び」を実践するフィールドとして、今後も学生主導の取り組みを積極的に支援し、社会とつながる経験の創出に努めてまいります。


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プレスリリース提供元:@Press
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