プレスリリース

"古代の祈りを旅して得た体験を作品に" 木漆工芸家・十時 啓悦「祈りのかたち2025」展 厨子屋 銀座本店にて8/18(月)まで開催

2025年07月07日(月)15時30分
仏壇・仏具・位牌の製造販売を手掛けるアルテマイスター(運営:株式会社保志、本社:福島県会津若松市、代表取締役社長:保志 康徳)は、「厨子屋 銀座本店」(東京都中央区銀座)にて十時 啓悦「祈りのかたち2025」展を8月18日(月)まで開催しております。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/441087/LL_img_441087_1.jpg
五稜厨子 樹影(ごりょうずし じゅえい)/象形 黒森

■開催概要
木地制作から加飾まで一貫した制作を続ける木漆工芸家・十時 啓悦(ととき あきよし)氏の厨子や蓋物、盃などの作品78点が並ぶ展覧会です。常に進化し続ける十時氏の独特でダイナミックな漆芸作品と併せ、十時氏監修の新作厨子「時跡(じせき)」をご覧いただけます。

【展覧会名】十時 啓悦「祈りのかたち2025」展
<十時氏監修>新作厨子「時跡」同時発表
【会期】 2025年6月28日(土)~2025年8月18日(月)
8月11日(月・祝)~15日(金)夏季休業
【時間】 11:00~19:00 最終日17:00閉場
【入場料】 無料
【休廊日】 毎週火曜
【会場】 厨子屋 銀座本店B1ギャラリー
(東京都中央区銀座1-4-4 ギンザ105ビルB1)


■作家紹介
十時 啓悦(ととき あきよし)/木漆工芸家
1950年 大阪府豊中市生まれ
1973年 武蔵野美術大学 造形学部産業デザイン学科工芸工業デザイン専攻卒業
1975年 東京藝術大学大学院 美術研究科 漆芸専攻修了後に漆芸家の野田行作に師事
1977年 日本クラフト展優秀賞受賞
1981年 日本クラフト展優秀賞受賞
1986年 日本伝統工芸新作展奨励賞受賞
2003年 青梅クラフト館設立

現在、日本文化財漆協会参事、武蔵野美術大学名誉教授。


■開催によせて
「古代の祈りを体感する旅をここ数年続けて来ました。過去に敬意を抱く時、あらためて形では無く、日常的に暮らしの中に存在することに気づきました。今日のライフスタイルに合わせた祈りのかたちをイメージし住空間で、ふと視線を向ける造形物を考え、当展示会を開催します。
主材料は木と漆ですが、漆は会津で長年育てた国産"黒森漆"を使用し、また新しく樹脂乾漆技法表現を用いました。今回は厨子屋の運営元である仏壇・仏具メーカーのアルテマイスターと共同開発した厨子、「時跡」も発表いたします。併せてご覧ください。」十時 啓悦


■古代の祈りを旅して得た体験を作品に落し込んだ「祈りのかたち」78点を展示
本展では「祈りのかたち」にフォーカスし、厨子のほか、花器やお香入れ、盃、敷板などの調度品を中心に、十時氏の新作と近作78点を展示。この3年間の沖縄、ネパール、オーストラリアへの旅で得た多様な体験が作品に生かされ、より深みのある表現となっています。

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/441087/LL_img_441087_2.jpg
蓋物 森羅 b
画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/441087/LL_img_441087_3.jpg
慈盃(じはい) b


■星や宇宙を意味する五角形をテーマに制作された「五稜厨子」
本展で初お披露目となる新作は五角形をテーマにした厨子5点。「五角形」から「星」の瞬きを連想され、「宇宙」へと想いを馳せた厨子を一堂に展示します。「五稜厨子」と名付けられた厨子は、扉を開くと屏風のように装飾が広がる仕様になっており、深い漆色のものから、若草色や藍色などの日本の伝統色を施した厨子の他、銀箔を変色させた厨子など様々な作品が揃います。


■会津で長年育てられた国産"黒森漆"を使用
今回の十時氏の作品に使われている漆は、アルテマイスターが約50年前に会津の黒森地区に植林した漆の木から採取した漆です。
今回の企画展開催にあたり、十時氏も現地に入り、漆の木の状況と、採取された漆を確認されました。ご自身も日本文化財漆協会参事として各地で漆の調査を行っており、黒森漆の品質の良さが認められ作品に使用されました。

画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/441087/LL_img_441087_5.jpg
ご息女と共に黒森漆を視察する十時氏

■"時が刻み込んだ跡"という意味を込めた十時氏監修の厨子「時跡」
新商品の厨子「時跡」は、厨子屋の運営元である仏壇・仏具・位牌のメーカー、アルテマイスターと十時氏のコラボレーションにより誕生しました。
開発にあたっては、十時氏の独自の漆芸技法を生かすため、十時氏の指導のもと、学生時代やプライベートでも漆芸作品を制作するアルテマイスターの社員がその技術を習得。特徴的な「錆付け」の表現を忠実に再現しつつ、製品として高い品質を実現するため、漆の配合や技法の研究を重ね完成させました。

画像5: https://www.atpress.ne.jp/releases/441087/LL_img_441087_7.jpg
左から「時跡 黒」「時跡 朱」「時跡 錆」

■店舗概要
店舗名 :厨子屋 銀座本店
所在地 :〒104-0061 東京都中央区銀座1-4-4 ギンザ105ビル1F・B1
TEL :03-3538-5118
営業時間:11:00~19:00
定休日 :火曜
入場料 :無料

画像6: https://www.atpress.ne.jp/releases/441087/LL_img_441087_9.jpg
厨子屋 銀座本店 外観


詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press
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