プレスリリース

〈没後50年記念〉企画展「堂本印象と大阪」京都府立堂本印象美術館にて2025年6月12日(木)~9月23日(火・祝)開催

2025年05月22日(木)12時00分
京都府立堂本印象美術館(所在地:京都府京都市北区 https://insho-domoto.com/ )は、〈没後50年記念〉企画展「堂本印象と大阪」を開催いたします。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/436991/LL_img_436991_1.jpg
チラシ

■概要
会期 : 令和7年6月12日(木)~9月23日(火・祝)
開館時間 : 9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日 : 月曜日(月曜日が祝休日の場合は翌平日休館)
予定を変更する場合がございます。
ご来館前に当館ホームページなどで最新情報をご確認ください。
入場料金 : 580円(460円)、高大生450円(360円)、
65歳以上290円(230円)(要公的証明書)
※( )内は20名以上の団体料金。
※中学生以下および障害者手帳をご提示の方(介護者1名を含む)は無料。
主催 : 京都府、京都府立堂本印象美術館
(指定管理者:公益財団法人京都文化財団)、京都新聞
助成 : 一般財団法人地域創造


■展覧会概要
堂本印象(1891-1975)と大阪との関係は深く、初期から晩年まで約60年に及びます。本展では、大阪・関西万博の開催を記念し、大阪を舞台に行われた印象の芸術活動を紹介します。図案家として働きながら画家活動をしていた20歳の頃の風俗画をはじめ、日本画家となってから手掛けた四天王寺の五重宝塔の仏画、戦後、大阪高松カテドラル聖マリア大聖堂(大阪玉造教会)のために制作した聖母マリア像の壁画や、1970年の大阪万博の万国博ホールの緞帳の原画など、多彩な創作を行いました。その軌跡をたどります。


■みどころ
1. 青春時代を過ごした大阪での活動を紹介します。

●図案家として
堂本印象案《国宝日暮文蒔絵錦》(部分)大正8年(1919)以前 龍村美術織物蔵

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/436991/LL_img_436991_3.jpg
堂本印象案《国宝日暮文蒔絵錦》1919年以前 龍村美術織物蔵

●画家活動
堂本印象《住吉高燈籠絵巻》(部分)明治44年(1911)

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/436991/LL_img_436991_4.jpg
堂本印象《住吉高燈籠絵巻》(部分)明治44年(1911) 京都府立堂本印象美術館蔵

堂本印象『いの字絵本』大正元年(1912)

画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/436991/LL_img_436991_5.jpg
堂本印象『いの字絵本』大正元年(1912) 京都府立堂本印象美術館蔵

堂本印象《九軒の女》1912年

画像5: https://www.atpress.ne.jp/releases/436991/LL_img_436991_6.jpg
堂本印象《九軒の女》1912年 京都府立堂本印象美術館蔵

●その他の活動
堂本印象《浪速男》大正4年(1915)

画像6: https://www.atpress.ne.jp/releases/436991/LL_img_436991_7.jpg
堂本印象《浪速男》大正4年(1915) 京都府立堂本印象美術館蔵

2. 日本画家として大成後は寺院からの依頼が殺到します。なかでも四天王寺五重宝塔の仏画(昭和15年)は、印象仏画の最高傑作となりましたが、戦時中に焼失。残された下絵から当時の面影をしのぶことが出来ます。

堂本印象《八部衆(大阪四天王寺宝塔内壁画 乾闥婆 下絵)》昭和14年(1939)

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堂本印象《八部衆(大阪四天王寺宝塔内壁画 乾闥婆 下絵)》昭和14年(1939) 京都府立堂本印象美術館蔵

堂本印象《阿弥陀佛(大阪四天王寺宝塔内壁画 四方仏 下絵)》昭和14年(1939)


3. 戦後は大阪を代表する建築である輸出繊維会館の内部壁画や装飾、大阪玉造教会の聖母マリア像なども手掛けます。

堂本印象《壁面モザイク(小下絵)大阪繊維会館》昭和35年(1960)

堂本印象《船と虹(小下絵)大阪繊維会館》昭和35年(1960)

画像8: https://www.atpress.ne.jp/releases/436991/LL_img_436991_9.jpg
堂本印象《船と虹(小下絵)大阪繊維会館》昭和35年(1960) 京都府立堂本印象美術館蔵

堂本印象 大阪玉造教会壁画《聖母マリア(小下絵)》昭和37年(1962)

画像9: https://www.atpress.ne.jp/releases/436991/LL_img_436991_2.jpg
堂本印象 大阪玉造教会壁画《聖母マリア(小下絵)》昭和37年(1962) 京都府立堂本印象美術館蔵

4. 1970年、「人類の進歩と調和」をスローガンに掲げた大阪万博に際し、万国博ホール緞帳の原画を制作しました。

堂本印象《手をつなぐ(万国博ホール緞帳原画)》昭和44年(1969) 大阪府(日本万国博覧会記念公園事務所)蔵

画像10: https://www.atpress.ne.jp/releases/436991/LL_img_436991_10.jpg
堂本印象《手をつなぐ(万国博ホール緞帳原画)》昭和44年(1969) 大阪府(日本万国博覧会記念公園事務所)蔵

※所蔵の表記のないものはすべて京都府立堂本印象美術館蔵


■関連イベント
●夏休み親子向けワークショップ(要参加費・申込)
染色体験~日本手ぬぐいを染めよう~
刷り込み技法で模様を染め、オリジナル日本手ぬぐいを作成します。

講師 :金井大輔氏(染色家)
日程 :7月26日(土)
場所 :美術館内、旧堂本印象邸
時間 :約2時間
参加料:有料

※申し込みなど詳細は美術館ホームページで後日発表
※問い合わせ
京都新聞COM営業局事業部(TEL:075-255-9757 平日10時~17時)

●ギャラリートーク(参加費・申込不要、要入場券)
担当学芸員による
日時:2025年7月12日(土) 14:00~
2025年8月2日(土) 14:00~
場所:美術館 2階展示室


■同時開催
●第6回京都工芸美術作家展
2025年6月12日(木)~9月23日(火・祝)
京都にゆかりのある工芸作家たちが、現代の感性に基づく意匠と技法によって独創的な作品を発表します。

場所 :新館展示室
出品者:加藤丈尋(陶芸)、日下部雅生(染織)、中野順二(漆芸)、横山喜八郎(染織)
主催 :京都府、京都工芸美術作家協会、京都府立堂本印象美術館
助成 :一般財団法人地域創造

<出品作家によるギャラリートーク>
場所:新館展示室
6月28日(土) 14:00~ 横山喜八郎、加藤丈尋
7月5日(土) 14:00~ 中野順二、日下部雅生


■出品作品

画像11: https://www.atpress.ne.jp/releases/436991/LL_img_436991_11.jpg
横山喜八郎《蔦沼秋景II》
画像12: https://www.atpress.ne.jp/releases/436991/LL_img_436991_12.jpg
中野順二《浮遊》
画像13: https://www.atpress.ne.jp/releases/436991/LL_img_436991_13.jpg
日下部雅生《クロッカスの庭》
画像14: https://www.atpress.ne.jp/releases/436991/LL_img_436991_14.jpg
加藤丈尋《宙》


詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press
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