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【写真特集】東南アジアの過酷な漁業 その実態を見よ
OVERFISHING IN SOUTHEAST ASIA
Photographs by Nicole Tung
フィリピン・パラワン州リサール沖で操業する漁船。多くのフィリピン人漁業者が海上で中国の海警局や民兵船の嫌がらせを受けている。中国が南シナ海のサビナ礁で埋め立てを進めているのは交易路と漁場の支配をもくろんでいるため、と彼らは考えている(5月27日)
インドネシアの首都ジャカルタ北部にある国内最大の漁港ムアラアンケをドローンで撮影。数百隻もの漁船が停泊している(6月15日)
約1カ月の航海を終え、フィリピンのジェネラルサントス港でキハダマグロ、メバチマグロ、クロカジキの水揚げを行う漁師たち。「フィリピンのマグロの首都」として知られるこの港は、マグロ漁業や輸出の拠点だ(5月21日)
フィリピン・パラワン州ケソンで、漁の準備で釣り糸に餌を付ける漁師の家族たち(5月24日)
タイのラヨーン県にある海洋沿岸資源研究開発センターで、前脚2本を切断したタイマイの世話をする獣医のオラニー・ジョンコルパット(30)。タイマイは投棄された漁網に絡まり、前脚を損傷したとみられる(1月18日)
タイ南部のラノーンでは水揚げされた漁獲物を、ミャンマー人の港湾労働者が種類ごとに仕分けている(1月23日)
年2回の祭りの準備のため近隣の島々で木材を集め、タイ最南端のリぺ島に戻ってきた少数民族ウラク・ラウォイッと地元の村人たち。祖先への供物となる儀式用の船を作る。近年は魚の減少を背景に、漁業より観光収入を重視する生活へと変化している(5月11日)
タイ南部のチュンポーンにある魚粉工場の作業員。雑魚などを加熱調理し、粉砕して作られる魚粉は家畜飼料やペットフードに利用される。魚粉需要の高まりが乱獲を招き、食物連鎖の底辺を崩壊させかねない(1月23日)
Photographs:©Nicole Tung for Fondation Carmignac
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