- HOME
- コラム
- パックンのちょっとマジメな話
- パックンが米朝首脳会談の合意内容を大胆予想!
パックンが米朝首脳会談の合意内容を大胆予想!
もう一つの欠陥として、米朝の合意には拉致問題の解決策は盛り込まれない可能性が高い。「誠意をもって解決に努める」のような文章は入るかもしれないが、本格的な交渉は日朝間で直接行う以外ないだろう。
いろいろな意味で不完全な合意になるはずだ。でも、それだけで拒否することは間違いだと思う。そもそも北朝鮮に対する武力行使の選択肢はない。そもそも中国は経済制裁に前向きではない。そもそも金体制の打倒をなすすべはない。こんな条件で、理想が現実になることはないだろう。
そこで「核を持ち、国際社会から追放されたならず者敵国」として北朝鮮を突っぱねておくか、「核を持たないで、国際社会に復帰し規範を守ると決めた通常国」として付き合うかという2択であれば、後者を選ぶのではないか。
妥協しないと交渉は成立しないが、妥協した瞬間、合意が完璧じゃなくなる。「核を一括放棄したことを完全に検証できる」という「完璧な」プランを目指すのはいいが、それができないときに履行可能な「良い」オプションを捨ててしまうことは実にもったいない。それこそ The perfect is the enemy of the good の悪例になってしまう。
ちょっと待って! 完璧じゃないからとイラン核合意から離脱したトランプは、北朝鮮と妥協するはずがない!
そんな見方をする人もいるが、僕はそう思わない。狂気めいた強硬姿勢を見せたあと、超融和モードにすぐ切り替わったトランプ大統領は段階的な、検証不可能な内容でもハンコを押すだろう。正直、上述ほど「良い」条件じゃなくても、すぐに合意を成立させ、勝利宣言をして、今後の選挙活動に利用すると思う。そういう意味で、「良い」を失うほど妥協しすぎないように気を付けるのも大事。トランプは完璧主義者ではなく、トランプ主義者だから。
【お知らせ】ニューズウィーク日本版メルマガのご登録を!
気になる北朝鮮問題の動向から英国ロイヤルファミリーの話題まで、世界の動きを
ウイークデーの朝にお届けします。
ご登録(無料)はこちらから=>>
【初歩解説】結局、トランプの狙いは?子供にも分かる「関税・貿易」の基本から見えてくること 2025.04.17
「103万円の壁」見直しではなく「壁なし税制」を...金持ち優遇をなくす「3つの方法」 2025.02.02
トランプ氏が米ドルの「ライバル」である仮想通貨を推進してアメリカの「特権」を捨てる理由 2024.12.28
トランプを再び米大統領にするのは選挙戦を撤退したはずのケネディ? 2024.09.19
トランプがバイデンに与えてしまった「必殺技」...最高裁判決で無限の権力を手中に? 2024.08.06
討論会惨敗の米民主党がここから「仮病」で大統領選に勝つ方法 2024.07.01
-
人事・総務事務/外資系専門商社人事労務業務
マンパワーグループ株式会社
- 東京都
- 月給55万円~
- 正社員
-
未経験OK 外資系有名ブランド企業社内ヘルプデスク業務 京橋駅
株式会社スタッフサービス ITソリューション
- 東京都
- 月給23万5,000円~
- 正社員
-
人事マネージャー候補/外資系大手オンラインメディア企業
株式会社クリーク・アンド・リバー社
- 東京都
- 年収750万円~950万円
- 正社員
-
プロダクトエンジニア「ポテンシャル採用/大手や外資系など3000社に導入/HR SaaS「ミキワメ」/web系SE・PG/東京メトロ日比谷線虎ノ門ヒルズ駅から徒歩2分/港区虎ノ門
株式会社リーディングマーク
- 東京都
- 年収400万円~550万円
- 正社員






