コロナの時代を映す日本人作家のディストピア小説
Our Dystopia of Loss
『密やかな結晶』は、政治小説として読み解く誘惑にも駆られる。アメリカでは民主主義的な価値観や市民の自由が損なわれると声を上げていた人々が、いまコロナ禍の脅威を前にしてもっと人々の生活を規制すべきだと叫んでいる。
気持ちは分かる。それでも、何週間か前までは大切に思っていたことを軽んじたり、忘れたりしないでほしいと思う。
『密やかな結晶』ではバラが消えた日に、語り手がバラ園を散策してこう言う。「どんなに棘(とげ)や葉や枝の形を見つめても(中略)もう自分がバラの花の形を思い出せないことに、わたしは気づいていた」
ワシントンでは、桜の見頃が過ぎようとしている。来年の今頃、この花が消えていないことを祈るばかりだ。
©2020 The Slate Group
<本誌2020年4月14日号掲載>
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