イラン核問題の外交的解決、英外相「好機は今後2週間」

6月19日、英外務省は、ラミー外相が20日にジュネーブに赴き、イラン核問題の外交的な解決を目指して仏独の両外相、欧州連合(EU)のカラス外交安全保障上級代表(外相)、イラン外相と協議すると発表した。5月17日、イスラマバードで撮影(2025年 ロイター/Salahuddin)
[ロンドン 19日 ロイター] - 英外務省は19日、ラミー外相が20日にジュネーブに赴き、イラン核問題の外交的な解決を目指して仏独の両外相、欧州連合(EU)のカラス外交安全保障上級代表(外相)、イラン外相と協議すると発表した。
ラミー氏は声明で「われわれはイランが核兵器を決して持ってはならないと確信している。外交的解決を達成するための好機は今後2週間以内に存在する」と指摘。「今こそ、中東の深刻な情勢に歯止めをかけ、誰のためにもならない地域のエスカレーションを防ぐ時だ」と述べた。
同氏はスイス訪問に先立ち、ワシントンで19日にルビオ米国務長官と米政権のウィットコフ中東担当特使と会談した。
米側によると、ルビオ氏はラミー氏とイスラエル・イラン衝突について話し合い、イランが「決して核兵器を開発・取得できない」という点で一致した。
米ホワイトハウスは19日、トランプ大統領が今後2週間以内にイスラエルとイランの紛争に米国が介入するかどうかを決定すると発表した。