トランプ大統領のFRBへの政治圧力・利下げ要求は株式市場のリスクか?

FRB(米連邦準備理事会)のパウエル議長はトランプ大統領自身が任命したはずだが… Jonathan Ernst-REUTERS
<パウエル議長「口撃」、住宅ローン不正疑惑での理事解任...FRBの独立性が失われるとの懸念は果たして正しいのか>
米国株市場(S&P500指数)は8月に史上最高値を更新し続け、8月末時点で年初からのリターンは約10%である。多くの市場関係者の年初の見通しを上回る水準まで株価が上昇する中、株高の後追いで、多くのストラテジストが株価予想を修正している。年末にかけて米国株の一段高を期待する市場関係者が増えている。
トランプ米政権が繰り出す政策と市場の評価、そして米国経済の状況、これらが株式市場を動かしている。4月2日の相互関税発表時に株式市場は急落したが、その後は言葉どおりには関税賦課が実現には至らず、トランプ大統領がいわゆるTACO、「Trump Always Chickens Out(トランプはいつも怖気づく)」であるとの認識が広がる中で、株高が続いている。
筆者自身は、相互関税で打ち出された関税率は修正されると予想していたが、自動車関税が15%にとどまるまでの軌道修正に踏み出したのは想定外であった。4月中旬から一足早く上昇が続いた株式市場が、トランプ大統領の真意を見抜いていたということだろう。
関税引き上げが限定的となった一方で、トランプ政権の減税を中心とした財政政策が2026年から効果を発揮する。緩やかに減速している米国経済は2026年には回復に転じるとみられ、トランプ政権の経済政策への信認の強まりが米国株高をもたらしている。
高市新総裁の「高い経済理解」と高市政権で起こる経済政策の大転換 2025.10.07
習近平政権が反「内巻き政策」を続けても、中国のデフレは続く 2025.09.24
石破首相退陣、次は誰か? 日本株のリターンが米国株を大きく上回る期待のシナリオ 2025.09.08
トランプ大統領のFRBへの政治圧力・利下げ要求は株式市場のリスクか? 2025.09.04
「必然だった」日経平均の最高値更新...なぜ出遅れたか、米国・日本の経済の今後は? 2025.08.14
続投宣言の石破首相は理解できない、有権者が「現金給付」に嫌悪感を抱く理由 2025.07.22
-
生成AI商材/大手外資系「インサイドセールス「SV候補」」/その他コンサルティング系
ブリッジインターナショナル株式会社
- 東京都
- 年収340万円~450万円
- 正社員
-
プロダクトエンジニア「ポテンシャル採用/大手や外資系など3000社に導入/HR SaaS「ミキワメ」/港区/web系SE・PG/東京都
株式会社リーディングマーク
- 東京都
- 年収400万円~550万円
- 正社員
-
未経験OK 外資系有名ブランド企業社内ヘルプデスク業務 京橋駅
株式会社スタッフサービス ITソリューション
- 東京都
- 月給23万5,000円~
- 正社員
-
外資金融機関での施設警備年収472万可能/夜勤あり/賞与支給/簡単な作業/警備経験
株式会社G4S Secure Solutions Japan
- 東京都
- 年収442万4,000円~472万円
- 正社員