あらゆる選択肢排除せず与野党で向き合う＝消費減税で小泉農水相

Japanese former Economic Security Minister Takayuki Kobayashi, former Foreign Minister Toshimitsu Motegi, chief Cabinet Secretary Yoshimasa Hayashi, former Internal Affairs Minister Sanae Takaichi and Agriculture Minister Shinjiro Koizumi pose after delivering speeches at the kick-off of the campaign for the LDP presidential election in Tokyo, Japan, September 22, 2025. Five lawmakers are running for the ruling Liberal Democratic Party's presidential election to succeed outgoing Prime Minister Shigeru Ishiba. Franck Robichon/Pool via REUTERS

(小泉氏の肩書を正式な名称に修正しました)

Yoshifumi Takemoto

［東京　２３日　ロイター］ - 自民党総裁選は２３日午前、党本部で候補者５人による共同記者会見を開き、野党が要求する消費税減税について、小泉進次郎農林水産相は「あらゆる選択肢を排除することなく与野党で向き合う必要がある」と述べた。

今回の総裁選で公約に盛り込まなかった高市早苗前経済安全保障担当相は、「党内で練り直しが必要」と強調。小林鷹之元経済安保相も、消費減税は簡単でないとしつつ、「日本・世界経済が極めて不透明になったときに内需喚起の１つの選択肢として俎上に乗ってくるのではないか」と話した。

林芳正官房長官は財政政策について、「国債増発は原則として慎まなければならない」、「金利のある世界に戻ってきたので注意して運営する必要がある」と述べた。高市氏は「金利上昇リスクに目配り必要だが、政府の保有資産価格も上がる」と指摘。「名目成長率が金利を上回る形で財政再建を進める」とした上で、「財政規律として大事なのは国債発行額でなく財政の継続性」と語った。