プーチン氏、新STARTの1年延長を米に提案 来年2月失効後

ロシアのプーチン大統領は22日、来年2月に失効する米ロ間の核軍縮合意である新戦略兵器削減条約(新START)の1年間延長を提案し、トランプ米大統領に対し同様の措置を取るよう呼びかけた。写真はペルミで19日撮影(2025年 ロイター/Sputnik/Gavriil Grigorov/Pool via REUTERS)
[モスクワ 22日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は22日、来年2月に失効する米ロ間の核軍縮合意である新戦略兵器削減条約(新START)の1年間延長を提案し、トランプ米大統領に対し同様の措置を取るよう呼びかけた。
プーチン大統領は安全保障会議で、新START失効後1年間、ロシアは同条約に基づく核弾頭数などの制限を「順守し続ける用意がある」と表明。「その後は状況分析に基づき、自主的な制限を継続するか否かを判断する」と述べた。
その上で「米国が同様の行動を取り、既存の抑止力のバランスを損なう、もしくは侵害する措置を取らない場合にのみ実行可能になると考える」と述べた。