オラクル、クラウド部門の通期売上高見通し引き上げ 時間外で株価急騰

9月9日、米IT大手オラクルは、需要拡大を背景にクラウド部門の今年度売上高見通しを上方修正し、株価が時間外取引で一時23%上昇した。写真はオラクルのロゴ。同日、ボスニア・ヘルツェゴビナのゼニカ市で撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)
Juby Babu
[9日 ロイター] - 米IT大手オラクルは9日、需要拡大を背景にクラウド部門の今年度売上高見通しを上方修正し、株価が時間外取引で一時27%上昇した。
最新の売上高見通しは前年比77%増の180億ドル。従来は70%増と見込んでいた。その後4年間の売上高は1440億ドルに達するとしている。
第1・四半期(6─8月)には数十億ドル規模の契約4件を締結し、売上高は12%増の149億3000万ドルとなった。
オラクルは第2・四半期について、総売上高は12─14%成長し、クラウド部門は32─36%成長すると見込んでいる。
サフラ・カッツ最高経営責任者(CEO)は「向こう数カ月でさらに複数の数十億ドル規模の案件を取りまとめる見通しで、残存履行義務(PRO、契約済みの未計上収入に相当)は5000億ドルを超える公算が大きい」と述べた。
8月末時点のPROは359%増の4550億ドル。
イーマーケターのアナリスト、ジェイコブ・ブーン氏は「各企業はコスト効果の高い人工知能(AI)クラウドツールを熱望しているのは明らかで、オラクルはそうした需要を取り込める態勢を築きつつある」と指摘した。
カッツ氏は決算発表後の電話会見で「『チャットGPT』、『ジェミニ』、『グロック』といった世界最先端のAI推論モデルは全て『オラクル・クラウド』で独自に利用できる」と述べた。
業界分析会社Valoirのレベッカ・ウェッテマンCEOは「オラクルのインフラへの投資が実を結び続けていることを示している」と語った。
オラクルは、アマゾン・ドット・コムやアルファベット、マイクロソフトなどと各社の社内クラウドインフラ運営を請け負う事業提携も交わしている。
ラリー・エリソン会長は「ハイパースケーラーのパートナー3社にさらに37のデータセンターを提供し、合計71となることで、『マルチクラウド』の収益は数年にわたり四半期ごとに大幅に成長すると見込んでいる」と述べた。
S&Pグローバルのビジブル・アルファのリサーチ責任者であるメリッサ・オットー氏は「さまざまな環境にわたって統合ソリューションを提供することで、オラクルはクラウド分野で先頭を走っている。これにより、多用途なクラウドオプションを求める企業がさらに増える可能性がある」との認識を示した。
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