中国PPI、8月は反内巻で下落鈍化 CPI半年ぶり大幅下落

9月10日、 中国の8月の消費者物価は下落し、生産者物価のデフレは和らいだ。義烏市の商店で2月撮影(2025年 ロイター/Go Nakamura)
[北京 10日 ロイター] - 中国の8月の物価指標は消費者物価が6カ月ぶりの大幅な下落となった一方、生産者物価のデフレは和らいだ。主要産業で過当競争や値下げを抑制する当局の取り組みが実を結び始めていることを示唆した。
国家統計局が10日発表したデータによると、8月の生産者物価指数(PPI)は前年比2.9%下落。マイナス幅は前月の3.6%から縮小し、エコノミスト予想と一致した。
エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)のシニアエコノミスト、Xu Tianchen氏は、「6月から7月にかけて始まった『反内巻(過当競争の是正)』の効果が出始めている」と指摘。
ただ「継続的な上昇サイクルはまだ先のことだ」とし、企業が痛みを伴う生産能力の制限をまだ完全には実施していないことや、世界経済の減速に触れた。
当局はこのところ、主要産業に過当競争の縮小を求める声を強めている。自動車産業では長年の価格競争が大手自動車メーカーの財務指標に悪影響を及ぼしている。
中国では生産者物価のデフレが3年近く続き、消費者信頼感の低迷や米国の貿易政策による不確実性にも直面する製造業者の利益を圧迫している。
一方、8月の消費者物価指数(CPI)は前年比0.4%下落。市場予想は0.2%下落、7月は横ばいだった。前月比では横ばい。市場予想は0.1%上昇、7月は0.4%上昇だった。
食品価格は前年比4.3%下落。7月は1.6%下落していた。変動の激しい食品と燃料価格を除いたコアインフレ率は前年比0.9%上昇と、7月の0.8%上昇から加速し、2年半ぶりの高い伸びとなった。
キャピタル・エコノミクスの中国エコノミスト、Zichun Huang氏は、マイナス圏への逆戻りは「不安定な食品価格を反映している」と述べた。
EIUのXu氏は「需要喚起策が物価押し上げに寄与したようだが、政府のインフレ目標には程遠い」と述べた。
政府は8月、消費者向けサービスを手掛ける業種や個人に対し、銀行融資の利子の1%分を補助すると発表した。
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