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午後3時のドルは147円半ばでもみあい、思惑交錯が続く

2025年09月10日(水)15時25分

 9月10日、午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤と変わらずの147円半ばで取引されている。写真は米ドル紙幣。2022年7月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)

Shinji Kitamura

[東京 10日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤と変わらずの147円半ばで取引されている。米利下げ観測や日銀の利上げ期待がドル売り圧力となって上値を押さえた一方、自民党総裁選の行方や財政出動への警戒感などが円売り圧力となり、ドルの下値を支えたという。

日中のドルは手掛かり難もあって、147円前半から半ばの狭いレンジ内で売買が交錯した。「短期筋も実需も、上値で売り、下値で買いを狙っている向きが多く、値が振れづらくなっている」(三菱UFJ信託銀行資金為替部上級調査役の岡田佑介氏)状況が続いたという。

日本時間午前には、米ワシントンの連邦地裁が、トランプ大統領によるクック連邦準備理事会(FRB)理事の解任を一時差し止める判断を示したが、ドル/円の反応はほとんどなかった。

「9月連邦公開市場委員会(FOMC)は0.25%の利下げがすでに織り込まれ、その後はまだ不透明という状況に大きな変化はない」(大手銀トレーダー)との見方が出ていた。

一方、イスラエルが前日にカタールの首都ドーハでハマス指導部を狙った空爆を実施したことを受けて、アジア市場では原油先物が1%超上昇した。外為市場では豪ドルがやや底堅い展開となった程度で、影響は限られた。

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 147.41/147.45 1.1708/1.1709 172.61/172.62

午前9時現在 147.39/147.40 1.1701/1.1704 172.48/172.49

NY午後5時 147.41/147.42 1.1706/1.1710 172.59/172.60

ロイター
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