ニュース速報
ワールド

原油先物は横ばい、米制裁による前日の上昇維持

2025年09月03日(水)10時48分

アジア時間の原油先物はほぼ横ばい。石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」の会合を週末に控える中、制裁発動を受けた前日の上昇分を維持している。写真は2023年6月、ロシアのタタルスタン共和国で撮影(2025年 ロイター/Alexander Manzyuk)

Colleen Howe

[北京 3日 ロイター] - アジア時間の原油先物はほぼ横ばい。石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」の会合を週末に控える中、制裁発動を受けた前日の上昇分を維持している。

0032GMT(日本時間午前9時32分)時点で、北海ブレント先物は0.01ドル(0.01%)安の1バレル=69.13ドル。

米WTI先物は0.04ドル(0.06%)高の65.63ドル。

米財務省は2日、イラク産原油を装ってイラン産原油を密輸したとして、イラクとセントクリストファー・ネイビスの国籍を持つ実業家が主導するネットワークに制裁を科した。これを受けて原油先物は前日、1%超上昇していた。

また、ロイター調査によると、米原油在庫は先週、留出油・ガソリン在庫とともに減少したと予想されており、これも相場を支える要因となっている。

ただ、軟調な経済指標を受けて上値は重い。米供給管理協会(ISM)が2日発表した8月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は関税措置の影響が続く中、6カ月連続で拡大・縮小の分岐点となる50を下回った。

市場は9月7日に開催されるOPECプラス有志8カ国の会合を待っている。アナリストによると、これらの国が生産にさらなる変更を加える可能性は今のところ低い。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

米国務長官、メキシコとの安全保障協力を「最も緊密」

ワールド

トランプ氏、ロシア・ウクライナ和平実現へコミット=

ワールド

米カリフォルニア州で山火事、ゴールドラッシュ時代の

ワールド

米ウクライナ、共同投資基金の初会合開催=ウクライナ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:豪ワーホリ残酷物語
特集:豪ワーホリ残酷物語
2025年9月 9日号(9/ 2発売)

円安の日本から「出稼ぎ」に行く時代──オーストラリアで搾取される若者たちの実態は

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「怖すぎる」「速く走って!」夜中に一人ランニングをする女性、異変を感じ、背後に「見えたモノ」にSNS震撼
  • 2
    「見せびらかし...」ベッカム長男夫妻、家族とのヨットバカンスに不参加も「価格5倍」の豪華ヨットで2日後同じ寄港地に
  • 3
    50歳を過ぎても運動を続けるためには?...「動ける体」をつくる4つの食事ポイント
  • 4
    「よく眠る人が長生き」は本当なのか?...「睡眠障害…
  • 5
    【動画あり】9月初旬に複数の小惑星が地球に接近...…
  • 6
    Z世代の幸福度は、実はとても低い...国際研究が彼ら…
  • 7
    【クイズ】世界で2番目に「農産物の輸出額」が多い「…
  • 8
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 9
    1日「5分」の習慣が「10年」先のあなたを守る――「動…
  • 10
    上から下まで何も隠さず、全身「横から丸見え」...シ…
  • 1
    東北で大腸がんが多いのはなぜか――秋田県で死亡率が下がった「意外な理由」
  • 2
    1日「5分」の習慣が「10年」先のあなたを守る――「動ける体」をつくる、エキセントリック運動【note限定公開記事】
  • 3
    50歳を過ぎても運動を続けるためには?...「動ける体」をつくる4つの食事ポイント
  • 4
    25年以内に「がん」を上回る死因に...「スーパーバグ…
  • 5
    豊かさに溺れ、非生産的で野心のない国へ...「世界が…
  • 6
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 7
    「怖すぎる」「速く走って!」夜中に一人ランニング…
  • 8
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害…
  • 9
    首を制する者が、筋トレを制す...見た目もパフォーマ…
  • 10
    上から下まで何も隠さず、全身「横から丸見え」...シ…
  • 1
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 2
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 3
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大ベビー」の姿にSNS震撼「ほぼ幼児では?」
  • 4
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を…
  • 5
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果…
  • 6
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 7
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 8
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに…
  • 9
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
  • 10
    将来ADHDを発症する「幼少期の兆候」が明らかに?...…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中