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トランプ氏、関税巡り最高裁に迅速審理要請へ 控訴裁の違法判断

2025年09月03日(水)05時44分

トランプ米大統領は2日、連邦控訴裁判所が先週、政権が掲げる関税措置の大半が違法との判決を下したことを受け、連邦最高裁判所に迅速な判断を求める方針を示した。ホワイトハウスで8月撮影(2025年 ロイター/Jonathan Ernst)

[ワシントン 2日 ロイター] - トランプ米大統領は2日、連邦控訴裁判所が先週、政権が掲げる関税措置の大半が違法との判決を下したことを受け、連邦最高裁判所に迅速な判断を求める方針を示した。

トランプ氏は大統領執務室で記者団に対し「早期の判断が必要だ」と述べ、3日にも迅速審理を要請する意向を表明。「もし誤った判断が下されれば、米国に壊滅的な影響が及ぶ」と述べた。

首都ワシントンの連邦巡回区控訴裁判所は、トランプ大統領が4月に発動した相互関税と、2月に中国、カナダ、メキシコに対して発動した関税の合法性について、大統領が国際緊急経済権限法(IEEPA)に基づき関税を課す権限はないと判断。同時に、政権が最高裁に上訴する機会を与えるため、10月14日まで関税を維持することを認めた。

この件についてベセント財務長官は1日、最高裁はトランプ大統領がIEEPAに基づき関税を課す権限を支持すると確信しているとしながらも、支持しない場合は代替案があると述べている。

ロイター
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