EU気候変動目標の交渉、フランスが首脳レベルへの引き上げ要請

9月3日 フランスは欧州連合(EU)の新たな気候変動目標を巡る交渉について、加盟国の首脳レベルに引き上げるよう要請したと、外交筋2人が2日ロイターに明らかにした。写真はEUの旗。3月18日、ベルギーのブリュッセルで撮影(2025年 ロイター/Yves Herman)
Kate Abnett
[ブリュッセル 2日 ロイター] - フランスは欧州連合(EU)の新たな気候変動目標を巡る交渉について、加盟国の首脳レベルに引き上げるよう要請したと、外交筋2人が2日ロイターに明らかにした。EUは法的拘束力を持つ2040年の排出目標を協議しており、要求が実現すれば合意が遅れる可能性がある。
EUは18日の閣僚理事会で新たな気候変動目標を承認する予定だった。米政府が地球規模の気候変動に対する取り組みから撤退しており、EUは取り組みに関与する姿勢を改めて示そうとしている。
外交筋2人によると、フランスは2日の非公開会合で、今月の閣僚理事会では40年気候目標を承認する準備が整わないと述べた。
フランスは来週の信任投票で政権が崩壊する可能性に直面しており、国内政治が危機的状況にある。
フランスの外交筋によると、政府は40年気候目標の実現可能性について改めて懸念を表明し、協議をEU首脳レベルに引き上げるよう求めた。
気候目標の交渉を首脳に委ねれば、合意はさらに難しくなる可能性がある。EU首脳会議は閣僚理事会と異なり、全会一致の決定が必要だからだ。
次回のEU首脳会議は10月に予定されている。しかし国連は各国に、35年の気候計画を9月中旬までに提出するよう求めており、EU欧州委員会はEUの35年計画は40年気候目標から導かれるべきだとしている。
フランスなど一部の国は35年気候計画について今月合意し、40年気候目標は後に交渉することが可能だと主張している。一方、スペインやデンマークなどはこうした考え方に反対し、このような対応だと35年気候計画が弱体化すると警告している。
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