米上院議員、台湾との武器共同生産に期待 「将来的に行われる」

　８月３０日、 米上院軍事委員会の委員長を務めるロジャー・ウィッカー議員（共和党）は、台湾が推進している米台共同の兵器生産が将来的に行われるだろうという考えを示した=写真。台北の松山空港で撮影（２０２５年　ロイター/Fabian Hamacher）

Ben Blanchard

[台北 ３０日 ロイター] - 米上院軍事委員会の委員長を務めるロジャー・ウィッカー議員（共和党）は３０日、台湾が推進している米台共同の兵器生産が将来的に行われるだろうという考えを示した。

ウィッカー氏は米議会で最も強力な台湾擁護者の一人。２日間の日程で台湾を訪問し、初日２９日には頼清徳総統と会談した。

米国は台湾と正式な外交関係がないが、台湾にとって最も重要な支援国で、武器供給国だ。ただ、トランプ米大統領の就任以降、新たな武器販売は発表されていない。

ウィッカー氏は台北での記者会見で、ドローン（無人機）を含む兵器の共同生産見通しについて問われ、楽観的な見方を示した。「共同生産や共同の取り組みは行われることになると思うが、それは双方の技術にかかっている。実際、われわれはその点に関して提案や革新にオープンだ」と述べた。

ある台湾当局者は匿名を条件に、武器の共同生産は「非常に重要」だと記者団に語った。