英財務相は銀行の準備預金利子の課税を、シンクタンクが提言

8月29日、英シンクタンク公共政策研究所(IPPR)は、リーブス財務相に対し、秋の予算編成で、市中銀行がイングランド銀行(中央銀行)から得ている準備預金の金利に課税するよう提言した。写真はロンドンのカナリー・ワーフの高層ビル群。2024年10月、ロンドンで撮影(2025年 ロイター/Hollie Adams)
William Schomberg Tommy Reggiori Wilkes
[ロンドン 29日 ロイター] - 英シンクタンク公共政策研究所(IPPR)は29日、リーブス財務相に対し、秋の予算編成で、市中銀行がイングランド銀行(中央銀行)から得ている準備預金の金利に課税するよう提言した。
英中銀の債券購入プログラムの結果として、銀行に対し約220億ポンド(297億ドルが支払われている。IPPRはこれが金融機関への実質的な補助金に当たるとの見方を示した。
リーブス氏は昨年の予算で雇用主への増税を打ち出したが、再び増税を行うと広く予想されている。IPPRは銀行の準備預金に対する利子への新たな課税により、財政規律を守るための余地を広げることができると主張した。
IPPRの経済政策担当アソシエートディレクター、カーステン・ユング氏は、「経済を活性化させるために始まったプログラムが、納税者の資金を大量に浪費するものになっている」と述べた。
英紙ファイナンシャル・タイムズは、リーブス氏が予算案で銀行を標的にするのではないかという懸念が金融業界で高まっていると報じた。これを受けて銀行株が売られ、ナットウエストは一時3.5%、ロイズは2.6%それぞれ下落した。バークレイズも2%下落した。
財務省報道官は、財政を強化する最善の方法は経済成長を加速させることだと述べ、税制や歳出政策の変更だけがその唯一の手段というわけではない」と指摘した。