核燃料再処理巡る協議で米国と合意=韓国外相

8月28日、韓国の趙顕外相(写真)は、韓米首脳会談を受け、両国が核燃料の再処理について協議することで合意したと明らかにした。7月29日、東京で撮影(2025年 ロイター/Issei Kato)
[ソウル 28日 ロイター] - 韓国の趙顕外相は28日、韓米首脳会談を受け、両国が核燃料の再処理について協議することで合意したと明らかにした。
テレビで生放送されたインタビューで「われわれは原子力プラント26基を稼働しており、そのたびに燃料を購入・装填(そうてん)している。再処理できるようになる必要性を感じている」と語った。
「そのためには米国との協力が最も重要だ。原子力協定を変更するか、協定の下で別のやり方を活用する必要がある。だから、その方向で協議を始めることにしたのは非常に意義のあることだ」と述べた。
韓国は両国間の協定に基づき、核兵器製造に使用できる使用済み核燃料の再処理を米国の同意なしに行えない。
趙氏は「(協定の)改定を通じて、自国の核武装を望むとか、潜在的な核能力を持つという話は、核不拡散全体から見て、米国が決して受け入れることのできないものだ」と強調した。