ドイツ外相、キーウ攻撃を非難「結果なしには済まされない」

ドイツのワデフル外相(写真)は28日、ウクライナの首都キーウに対するロシアの攻撃について、見過ごすことはできず、対応が必要だと述べた。4月の代表撮影(2025年 ロイター)
[タリン 28日 ロイター] - ドイツのワデフル外相は28日、ウクライナの首都キーウに対するロシアの攻撃について、見過ごすことはできず、対応が必要だと述べた。
キーウへの攻撃では市内の欧州連合(EU)代表部ビルも損傷した。
ワデフル氏は記者団に「われわれは昨夜、またもやロシアがキーウを攻撃・爆撃するという惨事を経験した。民間人が犠牲となり、子どもも命を落とした。EU代表部も攻撃を受けた。このような行為は結果なしには済まされない」と発言。
詳細は明らかにしなかったが、ドイツがさらなる対応を検討している姿勢を示したいとし、いかなる行動もEUが共同で取るだろうと述べた。
また、トランプ米大統領の和平仲介の取り組みを歓迎するが、ロシアのプーチン大統領がこうした取り組みを十分に尊重していないと指摘。
「このため、私は米国がさらなる制裁を真剣に検討すると考えている」とし、欧州は制裁に関して明確な方針を堅持する決意だと語った。