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8月英消費者信頼感が8カ月ぶり高水準、利下げで家計環境改善

2025年08月22日(金)09時14分

 市場調査会社GfKが22日発表した8月の英消費者信頼感指数はマイナス17と、7月のマイナス19から改善し、昨年12月以来8カ月ぶりの高水準になった。写真はロンドンのリージェント通りを歩く買い物客ら。5月15日、ロンドンで撮影(2025年 ロイター/Maja Smiejkowska)

[ロンドン 22日 ロイター] - 市場調査会社GfKが22日発表した8月の英消費者信頼感指数はマイナス17と、7月のマイナス19から改善し、昨年12月以来8カ月ぶりの高水準になった。イングランド銀行(BOE、英中央銀行)による直近の利下げを受け、家計状況に関する指数が3ポイント上昇したことが押し上げ要因だった。

ただGfKの消費者インサイト担当ディレクター、ニール・ベラミー氏は「消費者信頼感は非常に狭い範囲での推移が続いており、新しいより楽観的な領域に突入する気配はない」と分析した。

さらに同氏は、何か想定外の事態が起きれば、消費者心理が突然かつ急激に変動する恐れもあるし、今後数カ月は7月の物価上昇率が3.8%に上振れたことや、リーブス財務相が秋に増税を打ち出す可能性が報道されたことなどが足かせになり得るとの見方を示した。

7月に2007年以来の高さを記録した貯蓄に関する指数は4ポイント低下した。

今回の消費者信頼感調査は16歳以上の2002人が対象で、1-14日に実施した。

ロイター
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