GDP、景気が緩やかに回復していることを確認=赤沢経済財政相談話

8月15日、赤沢亮正経済財政相は、4─6月期の国内総生産(GDP)速報値を受けた談話で、「景気が緩やかに回復していることが確認される結果となった」との見方を示した。羽田空港で4月撮影(2025年 ロイター/Issei Kato)
[東京 15日 ロイター] - 赤沢亮正経済財政相は15日、4─6月期の国内総生産(GDP)速報値を受けた談話で、「景気が緩やかに回復していることが確認される結果となった」との見方を示した。先行きは、賃上げや最低賃金改定など雇用・所得環境の改善、予算執行などの政策効果が緩やかな景気回復を支えると期待されるとした。
ただ、「米通商政策による下振れリスクには留意が必要」と指摘したほか、物価上昇の継続が消費者マインドの下振れなどを通じて個人消費に及ぼす影響も景気下押しリスクに挙げた。
政府として、米国の関税措置に関し、日米合意を踏まえ必要な対応行いながら経済財政運営に万全を期すと表明。賃上げを起点とする国民所得向上、経済全体の生産性向上を目指した政策を進め、成長型経済への移行を確実なものにしていく考えを示した。