ニュース速報
ワールド

仏内相、マクロン大統領を批判 27年大統領選視野に

2025年07月24日(木)12時03分

 フランスのルタイヨー内相(左)は23日付の同国右派誌バルール・アクチュエルのインタビューで、マクロン大統領を厳しく批判した。パリで昨年11月撮影(2025年 ロイター/Stephanie Lecocq)

Michel Rose

[パリ 23日 ロイター] - フランスのルタイヨー内相は23日付の同国右派誌バルール・アクチュエルのインタビューで、マクロン大統領を厳しく批判した。ルタイヨー氏は2027年大統領選に出馬する可能性があり、人気が落ちているマクロン氏と距離を置く姿勢を鮮明にした。

同誌によるとルタイヨー氏は「マクロニズムはエマニュエル・マクロン氏(の任期終了)とともに終わるだろう。その理由は単純で、マクロニズムは政治運動でも思想でもなく、本質的に1人の男性に依拠したものだからだ」と述べた。

ルタイヨー氏はまだ大統領選出馬を宣言していないが、今年5月に中道右派の共和党党首選に勝利したことで出馬の可能性が取り沙汰されるようになった。政府が進める麻薬犯罪・移民対策の顔として、フランスで最も人気の高い政治家の1人でもある。

7月にイプソスが実施した世論調査によると、ルタイヨー氏の支持率は36%と、マクロン氏の24%を上回っている。

マクロン大統領は27年に2期目の任期を終え、その後すぐには再選を目指すことができない。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

米関税の影響をECB注視、仏中銀総裁「インフレ上昇

ワールド

イランが協議再開に応じる姿勢とIAEA事務局長、査

ビジネス

ECBの年内利下げ見送りを予想、ゴールドマンとBN

ワールド

フィリピン副大統領の弾劾訴追は違憲 最高裁が判断
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:山に挑む
特集:山に挑む
2025年7月29日号(7/23発売)

野外のロッククライミングから屋内のボルダリングまで、心と身体に健康をもたらすクライミングが世界的に大ブーム

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    幸せホルモン「セロトニン」があなたを変える──4つの習慣で脳が目覚める「セロ活」生活のすすめ
  • 2
    中国企業が米水源地そばの土地を取得...飲料水と国家安全保障に潜むリスクとは
  • 3
    航空機パイロットはなぜ乗員乗客を道連れに「無理心中」してしまうのか
  • 4
    まさに「目が点に...」ディズニーランドの「あの乗り…
  • 5
    レタスの葉に「密集した無数の球体」が...「いつもの…
  • 6
    中国が強行する「人類史上最大」ダム建設...生態系や…
  • 7
    「様子がおかしい...」ホテルの窓から見える「不安す…
  • 8
    アメリカで牛肉価格が12%高騰――供給不足に加え、輸入…
  • 9
    WSJのエプスタイン・スクープで火蓋を切ったトランプ…
  • 10
    参院選が引き起こした3つの重たい事実
  • 1
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 2
    「細身パンツ」はもう古い...メンズファッションは「ゆったり系」がトレンドに
  • 3
    ロシアの労働人口減少問題は、「お手上げ状態」と人口学者...経済への影響は「制裁よりも深刻」
  • 4
    幸せホルモン「セロトニン」があなたを変える──4つの…
  • 5
    「マシンに甘えた筋肉は使えない」...背中の筋肉細胞…
  • 6
    「想像を絶する」現場から救出された164匹のシュナウ…
  • 7
    中国企業が米水源地そばの土地を取得...飲料水と国家…
  • 8
    「カロリーを減らせば痩せる」は間違いだった...減量…
  • 9
    父の急死後、「日本最年少」の上場企業社長に...サン…
  • 10
    約558億円で「過去の自分」を取り戻す...テイラー・…
  • 1
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 2
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が話題に
  • 3
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で大爆発「沈みゆく姿」を捉えた映像が話題に
  • 4
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...…
  • 5
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝…
  • 6
    「細身パンツ」はもう古い...メンズファッションは…
  • 7
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門…
  • 8
    「ベンチプレス信者は損している」...プッシュアップ…
  • 9
    ロシアの労働人口減少問題は、「お手上げ状態」と人…
  • 10
    日本より危険な中国の不動産バブル崩壊...目先の成長…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中