米海兵隊700人のロサンゼルス派遣終了、国防総省「安定戻った」

米国防総省は21日、トランプ大統領の移民取り締まりに関連した一連の抗議活動を巡り連邦施設と職員の保護のためロサンゼルスに派遣した海兵隊員約700人の配備を終了すると発表した。6月撮影(2025年 ロイター/David Swanson)
Phil Stewart
[ワシントン 21日 ロイター] - 米国防総省は21日、トランプ大統領の移民取り締まりに関連した一連の抗議活動を巡り連邦施設と職員の保護のためロサンゼルスに派遣した海兵隊員約700人の配備を終了すると発表した。
先週には、同様にロサンゼルスに派遣していた州兵4000人の約半数について撤収が決定された。
国防総省のパーネル報道官は「ロサンゼルスに安定が戻ってきたため、国防長官は海兵隊員700人の再配備を指示した。その存在は『無法は容認しない』という明確なメッセージとなった」と述べた。
トランプ氏は6月、連邦移民・関税執行局(ICE)による職場への強制捜査をきっかけに発生した抗議活動を鎮圧するため、カリフォルニア州のニューサム知事(民主党)の意向に反して、海兵隊と州兵をロサンゼルスに派遣した。