豪中銀、急速な利下げに慎重 データ見極めが賢明と判断=議事要旨

7月22日、オーストラリア準備銀行(中央銀行)は公表した7月7─8日の理事会の議事要旨で、4会合で3回目となる利下げを実施すれば慎重かつ段階的に金融緩和を進める戦略に合致しないと判断したことを明らかにした。写真は2017年2月、シドニーの同行で撮影(2025年 ロイター/Steven Saphore)
[シドニー 22日 ロイター] - オーストラリア準備銀行(中央銀行)は22日公表した7月7─8日の理事会の議事要旨で、4会合で3回目となる利下げを実施すれば慎重かつ段階的に金融緩和を進める戦略に合致しないと判断したことを明らかにした。
議事要旨によると、理事会参加者9人の過半数が3.85%の政策金利は依然としてやや引き締め的だと判断したが、中立水準に達する前にどの程度の引き下げが可能か見極めるのは困難とした。
参加者は「必要な政策引き締めの程度が弱まるにつれて、金利を慎重に引き下げることが賢明な可能性がある」との見方を示したという。