FRBは非金融政策運営の徹底的な見直し必要、米財務長官が指摘

7月21日、ベセント米財務長官は、連邦準備理事会(FRB)に対し、「ミッション・クリープ」が金融政策の中核的任務の独立性を脅かすことがないよう、金融政策以外の運営について徹底的な見直しを求めた。6月27日、ワシントンで撮影(2025年 ロイター/Elizabeth Frantz)
[ワシントン 21日 ロイター] - ベセント米財務長官は21日、連邦準備理事会(FRB)に対し、「ミッション・クリープ」が金融政策の中核的任務の独立性を脅かすことがないよう、金融政策以外の運営について徹底的な見直しを求めた。
ミッション・クリープは当初の目的以上に計画が拡大したり、いつ終わるか見通しが立たないまま資源を投入し続けなければならない状況を意味する。
ベセント氏はXへの投稿で、FRBの独立性は「中核的使命を超えた領域への継続的な権限の侵入によって脅かされており、金融政策における貴重な独立性に不必要な影を投げかけているという正当な批判を招いている」と述べた。
また、FRBが営業損失を計上している時期に大規模な建物改修プロジェクトを開始するという決定について検証するべきだと述べた。ただ、誰がその検証を行うべきかについては言及しなかった。