FEMAの「現在の形態廃止を」、米国土安保長官が改めて主張

ノーム米国土安全保障長官は9日、連邦緊急事態管理庁(FEMA)の改革に関する会議で、同庁は現在の形態を廃止し、自然災害により効果的に対応できるよう再編成する必要があるとの見解を示した。6月撮影(2025年 ロイター/Nathan Howard)
[9日 ロイター] - ノーム米国土安全保障長官は9日、連邦緊急事態管理庁(FEMA)の改革に関する会議で、同庁は現在の形態を廃止し、自然災害により効果的に対応できるよう再編成する必要があるとの見解を示した。
ノーム氏はこれまでにも同様の見方を示している。FEMAは現在、100人を超える死者と多数の行方不明者を出した南部テキサス州での洪水で、専門家と物資を送り対応に当たっている。
ノーム氏は、FEMAがテキサス州の洪水被災地でリソース提供と捜索・復旧活動の支援を行っていることを認める一方、これまで災害に効果的に対応できていなかったと主張。
「連邦レベルでの対応が遅い」とした上で、FEMAの現在の形態を廃止し、対応力のある機関に作り変える必要があると述べた。
「連邦緊急事態管理は、何十年にもわたって運営されてきたやり方ではなく、州や地方が主導すべきものだ」とした。
FEMAを擁護する人々は、トランプ大統領とその側近たちが、ハリケーンや洪水などの自然災害に備える州を支援する重要な機関を政治化しようとしていると批判している。
オバマ元大統領とバイデン前大統領の下でFEMA首席補佐官を務めたマイケル・コーエン氏は、ノーム氏の発言を「失望した」とし、テキサス州では人々が「連邦政府の支援を受けながら、まだ愛する人を探している」と指摘した。