独小売売上高、5月も減少 成長下支えに不安

ドイツの5月の小売売上高は予想に反し、前月に続き減少した。写真は、ハンブルク中心部で買い物をする女性。2018年1月、ハンブルクで撮影(2025年 ロイター/Fabian Bimmer)
[ベルリン 30日 ロイター] - ドイツの5月の小売売上高は予想に反し、前月に続き減少した。
ドイツ連邦統計庁が30日発表した5月の小売売上高指数は前月比1.6%低下。ロイター調査では0.5%上昇と予想されていた。4月は0.6%低下していた。
ハウク・アウフハウザー・ランペのエコノミスト、アレクサンダー・クルーガー氏は「6月には多少回復するかもしれないが、消費の大幅かつ持続的な増加は当分期待できない」と述べた。
第1・四半期の経済は個人消費が寄与し予想外に堅調な伸びを示したが、VP銀行のエコノミスト、トマス・ギツェル氏は「第1・四半期のような力強い成長は繰り返されない」と予想した。
市場調査グループGfKとニュルンベルク市場判断研究所(NIM)がまとめた7月の独消費者信頼感指数はマイナス20.3と、前月から小幅悪化した。