米とイラン、核施設の被害規模巡る見解に相違=ロシア大統領補佐官

ロシアのウシャコフ大統領補佐官(外交政策担当)は25日、米国によるイラン核施設への空爆がどの程度の被害を与えたかを巡り、米国とイランの見解が一致していないとの認識を示した。写真はイスファハン核技術研究センターのトンネル入口の損害を示す衛星画像。22日撮影(2025年 ロイター/Maxar Technologies/Handout via REUTERS)
[モスクワ 25日 ロイター] - ロシアのウシャコフ大統領補佐官(外交政策担当)は25日、米国によるイラン核施設への空爆がどの程度の被害を与えたかを巡り、米国とイランの見解が一致していないとの認識を示した。
ウシャコフ氏は記者団に対し、ロシアはイランとイスラエルの停戦を歓迎し、それが継続することを期待すると言及。その上で、「攻撃を実行した側は、甚大な被害が出たと考えている一方、攻撃を受けた側は、全て事前に準備されており、重大な過度の損害を受けなかったと考えている」と、攻撃の影響を巡る双方の見解が異なることを指摘した。
これに先立ちロシア大統領府は、被害状況を正確に把握するには時期尚早だとの見方を示していた。