中国EVシャオペン幹部、走行距離ゼロの「中古車」輸出せずと説明=新聞

25日の中国の澎湃新聞(ザ・ペーパー)によると、同国の電気自動車(EV)メーカー、小鵬汽車(シャオペン) の幹部は、同社は新車を中古車として輸出していないと表明した。写真は英ロンドンで2月撮影(2025年 ロイター/Jaimi Joy)
[北京 25日 ロイター] - 25日の中国の澎湃新聞(ザ・ペーパー)によると、同国の電気自動車(EV)メーカー、小鵬汽車(シャオペン) の幹部は、同社は新車を中古車として輸出していないと表明した。
中国の自動車業界は長年、地方政府を後ろ盾とする不透明な市場を通じて新車販売台数を水増ししてきた。新車を組み立てラインで生産した直後に登録し、「中古車」として海外に輸出する手法だ。
澎湃新聞によると、シャオペンの国際事業センターの唐志坤・総経理は上海で開催された業界フォーラムの場で、大量の新車が走行距離ゼロの「ゼロマイル」中古車として中東、北アフリカ、中央アジアなどの海外市場に大量に輸出されていると語った上で、「当社は幸運にも昨年抑制を保ち、これを行わなかった」と述べた。
唐氏はまた、多くの海外当局が今年、このような手法への規制を強化し、法制度や認証を通じてゼロマイル中古車の輸入を段階的に禁止していると説明した。