トランプ氏、ネタニヤフ氏との会談で停戦仲介 高官らがイランと協議

6月23日、トランプ米大統領は、バンス副大統領を含む政権当局者らがイランと協議する中、イスラエルのネタニヤフ首相と会談し、同国とイランの停戦を仲介したと、ホワイトハウス高官が明らかにした。写真は、イランからのミサイル攻撃を受けた現場で活動する救助隊と治安部隊。6月22日、テルアビブで撮影(2025年 ロイター/Tomer Appelbaum)
[ワシントン 23日 ロイター] - トランプ米大統領は23日、バンス副大統領を含む政権当局者らがイランと協議する中、イスラエルのネタニヤフ首相と会談し、同国とイランの停戦を仲介したと、ホワイトハウス高官が明らかにした。
同高官によると、イスラエルはイランが新たな攻撃を開始しない限り、停戦に同意し、イランはさらなる攻撃を行わない姿勢を示唆した。
また、バンス氏のほか、ルビオ国務長官、ウィットコフ中東担当特使がイランとの直接・間接協議に関与していたという。
トランプ氏はこの日、イスラエルとイランが新たな攻撃を警告した直後に、両国の「完全かつ全面的な」停戦が数時間以内に発効するだろうと述べた。
イランは23日、米国によるイラン核施設空爆への報復措置として、米軍基地にミサイルを発射したが、死傷者は出なかった。
同高官によると、トランプ氏は米軍の空爆直後にイスラエルとイランとの協議を呼びかけた。トランプ氏は21日夜、「イラン側と電話で話そう」とチームに指示し、「ビビ(ネタニヤフ氏)を呼んでくれ。われわれは和平を実現する」と述べたという。