ニュース速報
ワールド

ゼレンスキー氏「キーウに最大規模の攻撃」、世界遺産にも被害

2025年06月10日(火)21時20分

 6月10日、ウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシアが9日夜から10日未明にかけて首都キーウをドローン(無人機)とミサイルで大規模な攻撃を実施したと指摘した。写真はロシアのドローン攻撃を受けた現場で消火作業にあたる消防士。キーウで10日撮影(2025年 ロイター/Thomas Peter)

[キーウ 10日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は10日、ロシアが9日夜から10日未明にかけて首都キーウに侵攻開始後で最大級の攻撃を実施したと指摘し、同志国・地域に対しロシアに停戦圧力をかけるよう改めて訴えた。

ウクライナのトチツィキー文化相はによると、攻撃によりキーウの歴史地区にある世界遺産の聖ソフィア大聖堂が被害を受けたと述べた。当局によると攻撃で1人が死亡したという。

ゼレンスキー氏は、「ロシアのミサイルと(ドローン)シャヘドによる攻撃は、ロシアを平和に導こうとする米国など世界各国の取り組みを台無しにするものだ」とXに投稿した。

シビハ外相は西側諸国に対し、ロシアに対する追加制裁の即発動、ウクライナへの防空システム提供を訴えた。

ウクライナ空軍は、キーウへの攻撃では、ドローン(無人機)315機とミサイル7発が使用されたとしたうえで、ドローン277機、ミサイル全てを破壊したと明らかにした。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

ロシアがハルキウを無人機攻撃、2人死亡 子ども含む

ビジネス

午前の日経平均は続伸、米中協議進展など好感 一時3

ビジネス

米ウェルズ・ファーゴ、年内の個人向け融資「減る可能

ビジネス

独首相、ウニクレディトのコメルツ銀株出資比率引き上
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:非婚化する世界
特集:非婚化する世界
2025年6月17日号(6/10発売)

非婚化・少子化の波がアメリカもヨーロッパも襲う。世界の経済や社会福祉、医療はどうなる?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の瞬間...「信じられない行動」にネット驚愕
  • 2
    「セレブのショーはもう終わり」...環境活動家グレタらが乗ったガザ支援船をイスラエルが拿捕
  • 3
    ファスティングをすると、なぜ空腹を感じなくなるのか?...「断続的ファスティング」が進化させる「脳」と「意志」
  • 4
    今こそ「古典的な」ディズニープリンセスに戻るべき…
  • 5
    大阪万博は特に外国人の評判が最悪...「デジタル化未…
  • 6
    「白鵬は、もう相撲に関わらないほうがいい」...モン…
  • 7
    ふわふわの「白カビ」に覆われたイチゴを食べても、…
  • 8
    脳も体も若返る! 医師が教える「老後を元気に生きる…
  • 9
    まさか警官が「記者を狙った?」...LAデモ取材の豪リ…
  • 10
    「ママ...!」2カ月ぶりの再会に駆け寄る13歳ラブラ…
  • 1
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 2
    「ママ...!」2カ月ぶりの再会に駆け寄る13歳ラブラドールに涙
  • 3
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の瞬間...「信じられない行動」にネット驚愕
  • 4
    猫に育てられたピットブルが「完全に猫化」...ネット…
  • 5
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊…
  • 6
    日本の女子を追い込む、自分は「太り過ぎ」という歪…
  • 7
    ひとりで浴槽に...雷を怖れたハスキーが選んだ「安全…
  • 8
    ふわふわの「白カビ」に覆われたイチゴを食べても、…
  • 9
    50歳を過ぎた女は「全員おばあさん」?...これこそが…
  • 10
    プールサイドで食事中の女性の背後...忍び寄る「恐ろ…
  • 1
    【定年後の仕事】65歳以上の平均年収ランキング、ワースト2位は清掃員、ではワースト1位は?
  • 2
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 3
    日本はもう「ゼロパンダ」でいいんじゃない? 和歌山、上野...中国返還のその先
  • 4
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊…
  • 5
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「Mi…
  • 6
    「ママ...!」2カ月ぶりの再会に駆け寄る13歳ラブラ…
  • 7
    ドローン百機を一度に発射できる中国の世界初「ドロ…
  • 8
    あなたも当てはまる? 顔に表れるサイコパス・ナルシ…
  • 9
    【クイズ】EVの電池にも使われる「コバルト」...世界…
  • 10
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中