米国防総省情報漏えい調査、元高官訴追の可能性ある=ヘグセス氏

4月22日、ヘグセス米国防長官(写真)は国防総省情報のメディアへの漏えい調査中に解雇された元高官が訴追される可能性があるとし、調査が完了すれば証拠は司法省に引き渡されると述べた。21日撮影(2025年 ロイター/Leah Millis)
[ワシントン 22日 ロイター] - ヘグセス米国防長官は22日、国防総省情報のメディアへの漏えい調査中に解雇された元高官が訴追される可能性があるとし、調査が完了すれば証拠は司法省に引き渡されると述べた。
ヘグセス氏の顧問だったダン・カルドウェル氏と他2人の高官は、国防総省から連行された後の18日に解雇された。しかし、3人の元高官はいかなる不正行為も否定し、容疑については何も聞かされていないと話している。
ヘグセス氏はFOXニュースに対し「もしその人たちの容疑が晴れるなら、素晴らしいことだ。(しかし、)われわれが理解しているところでは、調査で明らかになったことにより、それら多くの人にとって良い日になるとは思っていない」と語った。
パナマ運河へ米国のアクセスを確保するための軍事的オプションや、実業家イーロン・マスク氏の国防総省訪問など、調査のきっかけとなった情報漏えいはいくつもあったという。
ヘグセス氏はイエメンの親イラン武装組織フーシ派空爆の計画を通信アプリ「シグナル」で情報共有していた問題で非難を浴びている。20日には同アプリを巡る別のニュースが流れ、同氏は元国防総省当局者が原因との見解を示している。