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日鉄の買収再審査の可能性示唆、FRBは独立維持=米財務長官候補
2025年01月17日(金)06時14分

トランプ次期米大統領が財務長官に指名したスコット・ベッセント氏(写真)は16日、上院財政委員会で開かれた指名承認公聴会に臨んだ。同日撮影(2025年 ロイター/Kevin Lamarque)
[16日 ロイター] - トランプ次期米大統領が財務長官に指名したスコット・ベッセント氏は16日、上院財政委員会で開かれた指名承認公聴会に臨んだ。バイデン政権に阻止された日本製鉄による米鉄鋼大手USスチール買収について、再審査されることになれば、対米外国投資委員会(CFIUS)は「通常通りの審査を行う」と述べた。
さらに、米連邦準備制度理事会(FRB)は「金融政策決定に関し独立すべき」という見解を示した。
トランプ次期大統領がFRBの金融政策を巡り「自身の見解を表明するだろう」としつつも、トランプ氏がFRBの政策決定に影響力を持つべきと考えているという見方は「極めて不正確」と述べた。
また、トランプ氏が目指す政策については、インフレを抑制し労働者の賃金上昇を促すという見通しを示し、物価上昇につながる政策があるかという議員からの質問に対しては「今すぐ思い付くものはない」と応じた。