ニュース速報
ワールド

トランプ氏、全ての不法移民を強制送還へ ドリーマーは保護措置も

2024年12月09日(月)07時58分

 トランプ米次期大統領は12月8日放送された米NBCテレビのインタビューで、米国に不法滞在する全ての移民を強制送還することを目指す一方、幼少期に親に連れられて米国に不法入国した「ドリーマー」と呼ばれる若者を保護する措置を望んでいると語った。写真は6月26日に撮影されたアリゾナ州のメキシコ国境。「通り抜け禁止」と書かれている(2024年 ロイター/Adrees Latif)

Ted Hesson

[ワシントン 8日 ロイター] - トランプ米次期大統領は8日放送された米NBCテレビのインタビューで、米国に不法滞在する全ての移民を強制送還することを目指す一方、幼少期に親に連れられて米国に不法入国した「ドリーマー」と呼ばれる若者を保護する措置を望んでいると語った。また、不法移民の親を持ち、米国で生まれた子どもに市民権を自動的に付与する制度を廃止する大統領令を就任初日に発動する計画を明らかにした。

不法滞在する移民の大規模な強制送還を公約に掲げたトランプ氏は、2025年1月20日の就任時に国家非常事態宣言を出し、広範な取り締まりを支援するとみられている。

米国土安全保障省は22年1月時点で約1100万人の移民が米国に不法滞在していると推定しているが、現在ではもっと増えている公算が大きい。

全ての不法滞在移民が強制送還の対象になるのかという質問にトランプ氏は「そうしなければならないと思う」とし、「とても難しいことだ。規則や規制、法律があるのだから」と訴えた。

「ドリーマー」を保護する措置を取ることには共和党も前向きだと言及した。

不法移民の親を持ち、米国で生まれた子どもに市民権を自動的に付与する制度を廃止する大統領令には、法的な対抗措置が待ち受けている可能性が高い。出生地主義に基づく市民権付与は合衆国憲法の修正条項で規定されており、1898年の最高裁判例で支持されている。

トランプ氏は対処方法として、共和党が憲法改正を目指す必要が生じる可能性があるとの認識を示唆した。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

実質消費支出11月は予想外の2.9%増、食料品や自

ワールド

ローマ教皇が初の枢機卿会議を開催、教会の分裂回避な

ワールド

加とブラジルの首脳、ベネズエラ主導の移行プロセス支

ビジネス

経団連、赤沢経産相と懇談 経済安保で官民連携求める
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:AI兵士の新しい戦争
特集:AI兵士の新しい戦争
2026年1月13日号(1/ 6発売)

ヒューマノイド・ロボット「ファントムMK1」がアメリカの戦場と戦争をこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 3
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 4
    次々に船に降り立つ兵士たち...米南方軍が「影の船団…
  • 5
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 6
    ベネズエラの二の舞を恐れイランの最高指導者ハメネ…
  • 7
    トランプがベネズエラで大幅に書き換えた「モンロー…
  • 8
    「グリーンランドにはロシアと中国の船がうじゃうじ…
  • 9
    マドゥロ拘束作戦で暗躍した偵察機「RQ-170」...米空…
  • 10
    「ショックすぎる...」眉毛サロンで「衝撃的な大失敗…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチン、その先は袋小路か
  • 3
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 4
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 5
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 6
    眠る筋力を覚醒させる技術「ブレーシング」とは?...…
  • 7
    中国軍の挑発に口を閉ざす韓国軍の危うい実態 「沈黙…
  • 8
    次々に船に降り立つ兵士たち...米南方軍が「影の船団…
  • 9
    ベネズエラの二の舞を恐れイランの最高指導者ハメネ…
  • 10
    アメリカ、中国に台湾圧力停止を求める
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切…
  • 6
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 7
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 8
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 9
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
  • 10
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中