ニュース速報
ワールド

メキシコ、米・カナダとの貿易協定維持へ最大限の努力=当局者

2024年12月07日(土)16時06分

 メキシコのグティエレス経済省通商担当次官は6日公表されたインタビューで、米国とカナダとの貿易協定を維持するためにあらゆる努力をしていると述べた。写真は3カ国の国旗。米ミシガン州デトロイトで2018年8月撮影(2024年 ロイター/Rebecca Cook)

Kylie Madry

[メキシコシティ 6日 ロイター] - メキシコのグティエレス経済省通商担当次官は6日公表されたインタビューで、米国とカナダとの貿易協定を維持するためにあらゆる努力をしていると述べた。

トランプ次期米大統領は11月下旬、メキシコとカナダが米国への不法移民や麻薬の流入に対策を講じなければ、両国からの輸入品に関税を課す方針を示した。

グティエレス氏は米通商専門誌「インサイドUSトレード」のインタビューで、メキシコは障害なく交渉の「テーブルに着く」ため、不法移民と麻薬の両方の問題に取り組んでいると述べた。

トランプ氏が関税方針を表明して以降、メキシコはアジアからの密輸品取り締まりを強化し、当局は過去最大規模の合成麻薬フェンタニルを押収した。また、数千人の移民を拘束した。

グティエレス氏はメキシコ政府がトランプ氏の側近らと連絡を取り合っていると述べた。

メキシコに対する投資案件の審査で米国を参考にしようとしているとも言及。対米外国投資委員会(CFIUS)と似た手続きの導入を検討していると語った。

また、製造業への投資を呼び込むインセンティブを検討しているとし、米国が域内での製造を望む車載電池をメキシコで製造できると示唆した。

*写真が表示されなかったため再送します

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

イスラエル首相、ガザ巡るエジプト会合に出席せず

ワールド

人質と拘束者解放、ガザ停戦第1段階 トランプ氏「新

ワールド

ノーベル経済学賞に米大教授ら3氏、技術革新と成長の

ビジネス

トヨタ、「センチュリー」をブランド展開 「レクサス
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:中国EVと未来戦争
特集:中国EVと未来戦争
2025年10月14日号(10/ 7発売)

バッテリーやセンサーなど電気自動車の技術で今や世界をリードする中国が、戦争でもアメリカに勝つ日

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以外の「2つの隠れた要因」が代謝を狂わせていた
  • 2
    中国人が便利な「調理済み食品」を嫌うトホホな理由とは?
  • 3
    メーガン妃の動画が「無神経」すぎる...ダイアナ妃をめぐる大論争に発展
  • 4
    時代に逆行するトランプのエネルギー政策が、アメリ…
  • 5
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 6
    「中国のビットコイン女王」が英国で有罪...押収され…
  • 7
    連立離脱の公明党が高市自民党に感じた「かつてない…
  • 8
    筋肉が目覚める「6つの動作」とは?...スピードを制…
  • 9
    車道を一人「さまよう男児」、発見した運転手の「勇…
  • 10
    【クイズ】日本人が唯一「受賞していない」ノーベル…
  • 1
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 2
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな飼い主との「イケイケなダンス」姿に涙と感動の声
  • 3
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレクトとは何か? 多い地域はどこか?
  • 4
    【クイズ】日本人が唯一「受賞していない」ノーベル…
  • 5
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 6
    祖母の遺産は「2000体のアレ」だった...強迫的なコレ…
  • 7
    中国人が便利な「調理済み食品」を嫌うトホホな理由…
  • 8
    ロシア「影の船団」が動く──拿捕されたタンカーが示…
  • 9
    ベゾス妻 vs C・ロナウド婚約者、バチバチ「指輪対決…
  • 10
    赤ちゃんの「耳」に不思議な特徴...写真をSNS投稿す…
  • 1
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影...目覚めた時の「信じがたい光景」に驚きの声
  • 2
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 3
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 4
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に.…
  • 5
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 6
    科学が解き明かす「長寿の謎」...100歳まで生きる人…
  • 7
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 8
    「二度見した」「小石のよう...」マッチョ俳優ドウェ…
  • 9
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 10
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中